
一般社団法人日本循環器学会
代表理事 永井 良三
(自治医科大学 学長)
この度、一般社団法人日本循環器学会の第16代代表理事(旧:理事長)を拝命いたしました。伝統ある本学会を預かることになり、光栄に存じますと共に、職務の重さを感じております。
日本循環器学会は昭和10年(1935年)に設立されました。平成24年3月時点での正会員数は25,134名、循環器専門医は12,461名と、わが国の医学会を代表する学会として発展してまいりました。これも学会の発展に尽力されてきた先輩諸先生ならびに会員の皆様のお陰であり、心より感謝申し上げます。
さて、日本循環器学会は、国の法人制度改革に呼応して、本年4月から一般社団法人に移行いたしました。総会は正会員から選ばれた281名の社員(従来の評議員)により構成されます。すでに、去る4月20日に社員総会が開催され、30名の理事と2名の監事が選出されました。社員には女性32名、外科39名、小児科4名、基礎12名が、理事には女性2名、外科2名が選出され、これまで以上に専門領域のバランスを考慮した運営が可能となりました。次の課題は、できるだけ早期の公益法人化の実現です。そのためには、学会の抱える諸問題の解決と透明性の高い運営が必要です。
本学会はすでに半数の講演を英語で行うなど、国際化の取り組みを進めてきましたが、さらにヨーロッパ、米国、アジアの各国との協力を推進することも、今後優先すべき課題です。
循環器診療の予防や治療の評価は心血管イベントの防止によって評価される必要があります。最近は無作為化介入試験だけでなく、レジストリー研究の重要性も見直されつつあります。診療情報やネットワークを活用した循環器疾患レジストリーシステムの構築も日本循環器学会が先導的役割をはたすべきと考えております。
これから2年間、全力を傾けてこれらの課題に取り組む所存です。会員の皆様のご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。
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