増刊号 (2011.8.11)
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第75回日本循環器学会総会•学術集会の夏期開催にご参加頂きました皆様へ
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東日本大震災のため一旦中止させて頂いた第75回日本循環器学会総会•学術集会を、去る8月3、4日にパシフィコ横浜で開催させて頂きました。被災地の復興もまだ緒についたばかり、福島第一原発事故も未解決な状況というこの時期に開催出来ましたのは、ひとえに日本循環器学会会員の皆様ならびに関係各位のご理解とご支援の賜物と感謝しております。心より御礼申し上げます。
計画停電への懸念もあり、4月から始めた全国の会場探しが難航し、会期も二日間に短縮しました。しかも夏の暑さの中での平日開催となりました。
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そうした悪条件にもかかわらず、参加者は予想を遥かに超える7,500名に達し、各会場ともに満席で、熱気に溢れておりました。若い会員によりハイレベルな研究成果が発表され、白熱した議論が交わされる学術集会となりました。若い先生方がいかに学術交流の場を渇望していたのかを改めて実感できました。こうした研究発表の場を提供することを夏期開催の最大の目的としてプログラム再編をして参りましたので、この若い力がこれからの我が国の循環器病学の発展に大きな力となることを祈っております。
参加を躊躇される外国人へ配慮して、Mikamo LectureのSchneider教授以外の招聘講演を全て中止致しましたため、国際性に欠ける学術集会となりましたが、メインテーマである「世界を先導する循環器病学をめざして」に相応しい、レベルの高い議論が出来たと確信しております。第75回日本循環器学会総会•学術集会を開催でき、次回、またその次の学術集会への流れを途切れさせることなくバトンタッチできたとすれば、会長として無上の喜びでございます。
一旦中止した学術集会の短期間での再開催であったため、全てに前例のない準備であり、何かと行き届かない点も多々あったかと存じますが、お許し頂ければ幸いです。
日本循環器学会の更なる発展と参加頂きました会員各位の今後のご発展を祈念致しまして、簡単ではございますが、学術集会終了のご挨拶とさせて頂きます。
第75回日本循環器学会総会•学術集会
会長 小川 聡
慶應義塾大学名誉教授
国際医療福祉大学三田病院病院長
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