JCS Newsletter

 

Vol.21 (2007.10.9)

  • World Circulation News PLUS
  • JCS2008 〜 第72回学術集会(福岡)宿泊のご案内
  • 第18回(2007年度)循環器専門医試験の合否結果を発送しました
  • JCS-ITC 各支部 AHA ACLSプロバイダーコースのご案内
  • WCC2008の演題募集期間延長のご案内
  • ISCP2007 Congressのご案内
  • 日本腎臓財団から研究リ−ダ−公募のお知らせ


学術集会にご出席されます皆様方のご便宜を図るため、特別料金でご宿泊のご案内しております。

詳細は下記記事をご覧ください。

 

JCS2008


◆JCS2008〜第72回日本循環器学会総会・学術集会 公式ホームページはこちら◆


 

 

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 World Circulation News PLUS(Health Day News 提供)


海外の循環器系ニュースの短報(和訳)をお届けします。(利用規約

シロリムス溶出ステントは他剤溶出、ベアステントに比べ心筋梗塞リスク低い

HealthDay News 9月14日

シロリムス溶出ステント(SES)は、パクリタキセル溶出ステント(PES)やベアメタルステント(BMS)と比較して、総死亡リスクに差はないが、心筋梗塞の発症率が低いというメタ分析の結果が、「The Lancet」9月15日号に掲載された。

スイス、ベルン大学のChristoph Stettler氏らは、SES、PES、BMSに関連する38試験1万8,023人の患者データをメタ分析した。それ以外にも試験者やステント・メーカーから、29試験の転帰(アウトカム)データの提供を受けた。

死亡率は3種類のステントで近似していた。心筋梗塞発症率では、SESはBMSより19%、PESより17%低かった。ステント内血栓症の総リスクでは3群に差は見られなかったが、遅発性ステント内血栓症リスクでは、PESがBMSより2倍、SESより85%高かった。さらに、両薬剤ステントは共にBMSに比べ標的病変の血行再建が少なかったが、効果はSESで際立っていた。

「分析の結果、臨床的にはBMS、PESに比べSESが適しているという結論に達した」と著者らは述べている。

Abstract    Full Text (subscription or payment may be required)    Editorial

ディーゼル排気物が男性安定心疾患患者に虚血、血液凝固作用をもたらす

HealthDay News 9月12日

症状の安定した男性心疾患患者においては、ディーゼル排気ガスにわずかに曝露するだけで、心筋虚血の惹起や内因性線溶系の阻害につながることが「New England Journal of Medicine」9月13日号に報告された。

英エディンバラ大学のNicholas L. Mills氏らは、過去に心筋梗塞を経験した男性20人を、安静時と適度な運動時に1時間、希薄したディーゼル排気ガスに曝露させる群とフィルターを通した空気に曝露させる群に無作為に割り付けた。

運動中は両群とも心拍数が上昇し、全被験者に運動誘発性ST下降が確認されたものの、ディーゼル群のほうがフィルター群よりも虚血負荷に大きな上昇が見られた(-22ミリボルト秒:-8ミリボルト秒)。また、ディーゼル曝露により、内皮由来の組織プラスミノゲンアクチベータ(tPA)の急性放出が低下することも確認された。

「都市の大気汚染を緩和するという環境政策介入は、有害な心血管イベントリスクを減少させる意味でも重要である」と著者らは結論した。

「運動の単一エピソードが急性心血管イベント発症の誘発リスクを低減するなど、定期的な運動には明らかに便益がある。したがってそのリスク便益比は、車の往来の少ない場所で運動することで最適化されるだろう」と添付論説の著者らは述べている。

Abstract    Full Text (subscription or payment may be required)    Editorial

カルベジロールは小児の心不全では有意な効果認めず

HealthDay News 9月11日

収縮性心不全の小児および若者において、β遮断薬カルベジロールは臨床的な心不全転帰(アウトカム)を有意に改善しないという研究結果が、米国医師会誌「JAMA」9月12日号に発表された。

米ユタ大学医学部(ソルトレーク・シティ)のRobert E. Shaddy氏らは、18歳未満の体循環に関与する心室の収縮不全(systemic ventricular systolic dysfunction)による慢性心不全患者161人を登録。患者には8カ月間、通常の心不全治療薬に加えて、低用量カルベジロールまたは高用量カルベジロール、プラセボを処方した。

この3群の間で、期間中に悪化した患者、改善した患者、変化なしの患者の割合に差はなかった。しかし、薬効は患者の心室形態の影響を受け、左室が体循環を担っている患者には効果が見られたものの、それが左室でない患者には効果が見られなかった。

著者らは「成人心不全と小児および若者の心不全に対するカルベジロールの効果に違いが認められる理由は不明」としながらも、「心不全の病因が小児および若者(拡張型心筋症および先天性心疾患)と、成人(原発性の虚血心疾患)で異なることが薬効に影響しているのかもしれない」と、いくつかの研究パラメータにより結果が左右された可能性を指摘している。

なお、著者らの一部はグラクソ・スミスクライン(gsk)社と資金的関係を有している。

Abstract    Full Text    Editorial

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World Circulation News (WEB)
AHA、ACC、WHO、FDA、CDCの循環器領域関連のニュースヘッドラインを学会ホームページでお届けしています。


2

 JCS2008 〜 第72回学術集会(福岡)宿泊のご案内


2008年3月28日(金)〜 30日(日)に開催される学術集会への参加者向けに、特別料金で宿泊のご案内を申し上げます。
なお部屋数には限りがありますので、ご希望の宿が満室の場合には何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

→宿泊のお申し込みは、学術集会公式ホームページの「宿泊・交通案内」コーナーから。


3

 第18回(2007年度)循環器専門医試験の合否結果を発送しました


第18回(2007年度)循環器専門医資格認定試験の合否結果を発送致しました。

発送日:10月5日(金)
発送方法:配達記録郵便
送付先:受験申込時ご登録の希望送付先

■書類が届かない場合は、下記までお問い合わせください。
   (社)日本循環器学会 専門医担当
   E-mail:senmoni@j-circ.or.jp


4

 JCS-ITC 各支部 AHA ACLSプロバイダーコースのご案内


現在、下記のコースの受講者を募集中です。

  • JCS-ITC 第2回東海・北陸支部 AHA ACLSプロバイダーコース(2007/11/23-24開催)
  • JCS-ITC 第4回関東甲信越支部 AHA ACLSプロバイダーコース(2007/11/23-24開催)

2008年度循環器専門医認定試験受験予定者は優先的に採択いたします。

→ご案内・受講申し込みはこちら


5

 WCC2008の演題募集期間延長のご案内


World Congress of Cardiology2008(2008/5/18-21, BuenosAires, Argentina)
の演題を募集中です。締切が10月15日(月)まで延長となりました。
こちらからご応募ください。


6

 ISCP2007 Congressのご案内


14th Congress of the International Society of Cardiovascular Pharmacotherapy
が2007/11/28〜12/2(Antalya,Turkey)にて開催されます。
詳細はこちらをご確認ください。


7

 日本腎臓財団から研究リ−ダ−公募のお知らせ


この度、日本腎臓財団を実施主体として、厚生労働省による戦略研究「腎疾患重症化予防のための戦略研究」が行なわれることとなりました。

つきましては、日本腎臓財団から研究リ−ダ−公募についての案内が出されましたので、詳細は腎臓財団のホームページをご参照の上、ご不明な点は日本腎臓財団までお問い合わせください。


JCS Newsletterのバックナンバーをこちらのページでご覧いただけます。

ご意見・ご感想、配信先の変更・中止等は下記のアドレスまでご連絡ください
news-m@j-circ.or.jp

発行:(社)日本循環器学会 http://www.j-circ.or.jp/

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