JCS Newsletter

 

Vol.30 (2008.3.11)

  • World Circulation News PLUS
  • 過年度会費納入について
  • ライブデモンストレーション 外科ライブ時間変更のお知らせ
  • 2008年4月1日循環器専門医資格認定者
    専門医証及び専門医カードの発送について


2006年度・2007年度の二年間について会費未納の方は、この3月末にて退会処理をさせていただく予定です。未納の方はお早めにお支払いください。

 

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 World Circulation News PLUS(Health Day News 提供)


海外の循環器系ニュースの短報(和訳)をお届けします。(利用規約

抗酸化反応に細胞シグナリング経路が関与

HealthDay News 2月21日

重要な細胞シグナリング経路(pathway)の1つの物質が、もう1つの核酵素と一緒に酸化的ストレス応答遺伝子(oxidative stress response genes)の発現を制御することによって、抗酸化反応に関与している可能性があるとの研究結果が、「Nature」2月21日号に掲載された。

米ウイスコンシン-マディソン大学(ウイスコンシン州)のDavid Mellman氏らは、核タイプ1ホスファチジルイノシトール4リン酸5キナーゼα (nuclear type I phosphatidylinositol 4-phosphate 5-kinase alpha: PIPKIα)と相互作用する蛋白質を同定した。Mellman氏は「PIPKIαは、多くの細胞内機能を統制するシグナル伝達物質であるホスファチジルイノシトール 4,5-2リン酸(PtdIns4,5P2)を産生する」と述べている。

研究者らは、PIPKIαが核スペックル(nuclear speckles)に存在し、Star-PAP(speckle-targeted PIPKIα regulated-poly(A) polymerase)と呼ばれる核ポリ(A)ポリメラーゼと相互作用することを見出した。Star-PAPの活性はPtdIns4,5P2によって制御される。このPIPKIαとStar-PAPの2つの酵素は、ヘムオキシゲナーゼ1(HO-1:heme oxygenase1)を含む特定のmRNAや他の酸化的ストレス応答遺伝子の発現を3’末端の構造を調節することによって制御している。

Mellman氏らは「今回のデータを総合すると、Star-PAP活性や引き続いて起こるその標的mRNA生合成の統制を、イノシトールリン脂質によるシグナリングが補足的な経路と協力して行っているというモデルを証明している。この研究の結果は、核のイノシトールリン脂質によるシグナルの統合のメカニズムおよび遺伝子発現の制御の方法を示している」と結論付けている。

Abstract    Full Text (subscription or payment may be required)

スタチン系薬剤が心房細動リスク低下に関与

HealthDay News 2月20日

心房細動(AF)の罹患歴や心臓にある種の問題を有する洞調律(sinus rhythm)患者にスタチン系薬剤を使用すると、心房細動の発症リスクが低下するとの研究結果が、「Journal of the American College of Cardiology」2月26日号に掲載された。

フランス、トルソー大学病院センター(トゥール)のLaurent Faucier氏らは、無作為化比較試験6件における患者3,557人のデータを分析した。半数の研究では、患者は発作性心房細動の罹患歴があるか心房細動が存続しており、電気的除細動を行っていた。また残りは、心臓手術実施後や急性冠症候群(ACS)を有する患者における心房細動の1次予防を目的としたスタチン投与が行われていた。

その結果、対照群に比較してスタチン使用群では、心房細動のリスクが低下していた(オッズ比0.39)。またその作用は、術後などの心房細動発症の1次予防(オッズ比0.60)より2次予防(オッズ比0.33)のほうが統計学的に有意であった。

著者は「炎症は心房細動の発症、再発、存続に関与している。これらの状態は、心筋組織の炎症の増強や、心房細動発症の基盤として作用する可能性のある心房リモデリングに関与している。さらに、C反応性蛋白(CRP)レベルの上昇が単独で心房細動の発症や再発のリスクを増加させることが示されている。加齢、肥満、高血圧などアテローム性動脈硬化発生の危険因子は、心房細動発症リスクの増加にも関与していることから、心房細動とアテローム性血管疾患の関連性を示唆している」と述べている。

Abstract    Full Text (subscription or payment may be required)

薬剤被覆バルーンが下肢動脈血管形成術による再狭窄を防止

HealthDay News 2月13日

パクリタクセルで被覆した(paclitaxel-coated)血管形成バルーンは、非被覆バルーンに比べて、下肢動脈の血管形成術後の再狭窄防止において優れているとの研究結果が、「New England Journal of Medicine」2月14日号に掲載された。

ドイツ、テュービンゲン大学病院センター(テュービンゲン)のGunner Tepe氏らは、大腿膝窩動脈に狭窄や閉塞を有する患者154人を対象に、パクリタクセル被覆バルーン、非被覆バルーン+パクリタクセル溶解の造影剤、非被覆バルーン単独の3群に無作為に割り付けて治療を行った。

治療開始後6カ月の時点において、遠隔期血管内腔狭小化(late lumen loss)は、パクリタクセル被覆バルーンが非被覆バルーン単独に比べて有意に低かった(0.4ミリ対1.7ミリ)。また標的病変部位における血行再建術の施行率も有意に低かった(4%対37%)。さらに24カ月後の血行再建術の施行率は、パクリタクセル被覆バルーン15%、非被覆単独52%とそれぞれ増加していた。

Tepe氏らは「パクリタクセル被覆バルーンを用いた大腿膝窩動脈疾患の治療は、遠隔期血管内腔狭小化や病変部位の血行再建術施行率の有意な減少に関与していた。しかしパクリタクセル含有造影剤の使用においては、有意な便益は認められなかった」と結論付けている。

本研究は、ドイツのババリアメディシンテクノロジーとシェリングから資金援助を受けた。著者の数人は、製薬業界との経済的結びつきを報告している。

Abstract    Full Text (subscription or payment may be required)

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World Circulation News (WEB)
AHA、ACC、WHO、FDA、CDCの循環器領域関連のニュースヘッドラインを学会ホームページでお届けしています。


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 過年度会費納入について


2006年度・2007年度の二年間について会費未納の方は、この3月末にて退会処理をさせていただく予定です。
郵便局での入金処理(通常1週間程度)の関係上、3/21頃までに納入いただきますようよろしくお願いいたします。

なお72回学会会場での会費受付はできませんので、予めご了承ください。

会費納入状況の詳細は、事務局(admin@j-circ.or.jp Tel. 075-257-5830)までお問い合わせください。


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 ライブデモンストレーション 外科ライブ時間変更のお知らせ


3月27日(木)に福岡国際会議場にて開催いたしますライブデモンストレーションにおいて、
外科ライブの開始時間が以下のとおり変更になりました。

    ・外科ライブ会場 ランチョンセミナー 12時10分から
    ・外科ライブ 13時10分開始

→ライブデモンストレーションの詳細はこちら


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 2008年4月1日循環器専門医資格認定者 専門医証及び専門医カードの発送について


2008年4月1日循環器専門医資格認定者の専門医証及び専門医カードについて下記の通り発送致しました。

発送日:3月5日(水)
発送方法:佐川急便
送付先:受験申込時ご登録の希望送付先

書類が届かない場合は、下記までお問い合わせください。
(社)日本循環器学会 専門医担当
TEL:075-257-5830
FAX:075-213-1675
E-mail:senmoni@j-circ.or.jp



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発行:(社)日本循環器学会 http://www.j-circ.or.jp/

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