Vol.59 (2009.6.10)
- World Circulation News PLUS
- 「勤務医師賠償責任保険」の更新ならびに新規加入のご案内
- 第5回 日中心血管フォーラム一般演題募集締め切り延長
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団体契約「勤務医師賠償責任保険」の募集期間は7月31日までです。

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◆JCS2010〜第74回日本循環器学会総会・学術集会 公式ホームページはこちら◆
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[PR記事] 2009年度勤務医師賠償責任保険の募集が始まりました |
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現在、日本循環器学会「勤務医師賠償責任保険」および「総合補償制度(所得補償保険・新団体医療保険)」<引受保険会社:株式会社損害保険ジャパン>につきまして、更新・新規加入の申込を受付中です。
「勤務医師賠償責任保険」は7月31日が申込締切です。
中途加入はできませんので手続きをお忘れにならないよう、ご注意ください。
資料請求・お問合せは取扱代理店:
株式会社カイトーまで。
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World Circulation News PLUS(Health Day News 提供) |
海外の循環器系ニュースの短報(和訳)をお届けします。(利用規約)
CRT施行患者の選択における心エコー検査の有用性に関して論議
HealthDay News 5月22日
心臓再同期治療(CRT)デバイスの埋め込みに対する適応患者の選択方法として、心エコー検査使用に対する研究は継続されるべきであるが、一方でQRS幅拡大が依然として適応決定における推奨基準となっている。この点については、「Journal of the American College of Cardiology」5月26日号に掲載された、本問題を取り扱った論文3件において明確な意見の一致をみている。
第一の論文において、オランダ、ライデン大学医療センターのJeroen J. Bax氏および米ピッバーグ大学医療センターのJohn Gorcsan III氏らは、CRTに対する反応予測が可能な心エコー検査のエビデンスについてレビューし、データ獲得と分析法の改良および病態生理学のさらなる理解により、CRTの選択プロセスの改善が継続されると述べている。
第二の論文では、英エイントリー大学病院(リバプール)のNathaniel M. Hawkins氏は、患者4,000人以上が登録した研究において、QRS幅拡大はCRTデバイスを埋め込む患者の同定手段として有効であることを示すとともに、同法は国際ガイドラインにおいても依然として推奨されていると結論している。
一方、英バーミンガム大学のJohn E. Sanderson氏は「 Predictors of Response to CRT」研究の結果が、心エコー検査に対する議論をもたらす原因となったことを認めている。しかし、Sanderson氏は「CRTデバイスの埋め込みを受けた患者の一部は、状態が改善するのではなくむしろ悪化しており、このことはQRS幅拡大に依存した現状の患者選択プロセスに改善が必要なことを示している」と述べている。
Sanderson氏は「より的確な適応患者の選択方法を検討する新しい大規模研究が必要である。そのことが患者にとって進歩を意味し、限りある医療資源の有効活用となる。現状のガイドラインに追随すべきとする非現実的な勧告により、患者および社会の全般的な利益となるこれら同様のガイドラインをリファイン(刷新)しようとする新たな展開が妨げられてはならない」と結論している。
Full Text - Bax & Gorcsan (subscription may be required)
Full Text - Hawkins (subscription may be required)
Editorial - Sanderson (subscription may be required)
降圧薬は非高血圧患者にも心血管イベントのリスク低減に有益
HealthDay News 5月20日
正常血圧者も含め、心臓発作あるいは脳卒中のリスクを有するすべての人において、降圧療法は冠動脈疾患イベントおよび脳卒中のリスクを有意に低下させるとの研究論文が、「BMJ」オンライン版5月19日号に掲載された。
英クイーン・メアリ大学(ロンドン)のM. R. Law氏らは、108件の研究のメタアナリシスを行った。これらの研究には、患者が無作為に降圧薬またはプラセボ投与を受けた研究や、参加者総数464,000人を対象とした46件の薬剤比較研究が含まれた。
血管疾患あるいは高血圧の有無を問わず全患者において、主要な種類の降圧薬のいずれかの使用により、収縮期血圧10mmHg、もしくは拡張期血圧5mmHgの降下が認められれば、致死的もしくは非致死的冠動脈疾患および脳卒中のリスクはそれぞれ約25%、33%低減しており、非血管性疾患による死亡の増加は認められなかった。また、降圧薬療法は心不全のリスクを約25%低減させていた。
論説著者は「今回の分析研究において、最も議論の余地のある点は、標準用量の半量を用いた併用降圧薬療法と、標準用量を用いた併用降圧薬療法との比較である。今回の知見は、血圧チェックをしていないハイリスク群とみられる人(55歳以上のすべての人など)において、心血管疾患のリスクを低下させるためのpolypill(合剤)の使用について、暗黙の支持を示している」としている。
著者の2人は、血圧を含めた4つの心血管リスクファクターを同時に低減させる合剤の特許を有している(取得および審査中)。
Abstract
Full Text
Editorial
虚血心筋内への自己骨髄細胞の注入の有益性認める
HealthDay News 5月19日
慢性心筋虚血患者の心筋内への骨髄細胞注入は、心筋灌流および左室機能の改善をもたらすとの研究論文が、「JAMA」5月20日号に掲載された。
オランダ、ライデン大学医療センターのJan van Ramshorst氏らは、適切な薬物療法にもかかわらず重度の狭心症を有した患者で、無作為に8〜10回の自家骨髄由来単核細胞またはプラセボの心筋内注入群に割り付けられた50人のデータを分析した。
3カ月後、治療を受けた患者では、SPECTで測定(評価)した 17部位での負荷時心筋灌流における総負荷スコアの改善がみられた(治療群23.5→20.1、プラセボ群24.8→23.7)。また、治療により左室駆出率、QOL、および運動耐容能の改善がみられた。
著者らは「動物モデルの研究では、虚血性心疾患に対する骨髄細胞治療による、心筋血流および心筋収縮の改善効果が示唆されている。これらの観察結果は、血管内皮細胞、平滑筋細胞、心筋細胞における骨髄細胞の分化と関連している。これに加え、骨髄細胞は血管新生の促進、細胞の保護効果、局在心筋幹細胞の動員、あるいは心筋瘢痕組織の機械的性質の変化をもたらすパラクライン因子を分泌している可能性がある」と述べている。
2人の共著者は、医療機器製作企業との関係を申告している。
Abstract
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「勤務医師賠償責任保険」の更新ならびに新規加入のご案内
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<団体契約「勤務医師賠償責任保険」の募集期間は7月31日までです。
期間外のお受け付けはできません。ご注意ください。
詳細・お申し込み手続は2009年6月初旬にご送付いたしました書類をご確認ください。>
会員の皆様には団体契約による「勤務医師賠償責任保険」に多数ご加入いただいております。
団体契約(保険料割引適用)の更新 ・新規加入締切は2009年7月31日です。
(保険始期は2009年8月1日)
締切日までにお手続き忘れのないよう、くれぐれもご注意ください。
詳細は下記にお問い合わせ下さい
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<取扱代理店>
株式会社カイトー
〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-2-6 西新宿K-1ビル
TEL: 03(3369)8811 FAX: 03(3369)3120
E-mail: med.lia-ins@kaito.co.jp
<引受保険会社>
株式会社損害保険ジャパン
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第5回 日中心血管フォーラム一般演題募集締め切り延長
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日本循環器学会の国際化の一環として、海外ブースでのPR活動を行っています。第5回日中心血管フォーラム(2009年10月11日〜12日 北京)においてもブースを出展し、支援しています。
第5回 日中心血管フォーラムの一般演題募集を2009年6月30日(火)まで延長致します。多数の演題をご応募くださいますよう心よりお待ちしております。詳細は下記事務局までお問い合わせください。
日中心血管フォーラム 事務局
TEL:86-10-52037880
FAX:86-10-52037890
E-mail: cjcf2009@congre-china.cn
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