Vol.74 (2009.11.10)
- 専門医認定更新申請書の送付について
- 単位通知書の送付について
- 第74回学術集会一般演題 採択発表予定のお知らせ
- AHA心肺蘇生法教育コース開催の目的と受講料の設定について
- 傷病者の搬送と受入れに関する消防法の改正について
- World Circulation News PLUS
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1990・1995・2000・2005年度認定の循環器専門医へ認定更新申請書類一式を発送いたしました。申請書の締切りは12月14日(月)必着です。ご注意ください。

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◆JCS2010〜第74回日本循環器学会総会・学術集会 公式ホームページはこちら◆
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2008年度・2009年度の二年間について会費未納の方は、規程に基づき2010年3月末にて退会処理をさせていただく予定です。お早めに納入いただきますようよろしくお願いいたします。
なお74回学会会場での会費受付はできませんので、予めご了承ください。
会費納入状況がご不明の場合は、事務局(soumu@j-circ.or.jp Fax. 075-213-1675)までお問い合わせください。
2009年10月30日より、特定疾患治療研究事業の対象疾患が拡大されました。詳細につきましては下記ページをご覧ください。
【追加された11疾患】
* 家族性高コレステロール血症(ホモ接合体)
* 脊髄性筋萎縮症
* 球脊髄性筋萎縮症
* 慢性炎症性脱髄性多発神経炎
* 肥大型心筋症
* 拘束型心筋症
* ミトコンドリア病
* リンパ脈管筋腫症(LAM)
* 重症多形滲出性紅斑(急性期)
* 黄色靱帯骨化症
* 間脳下垂体機能障害
特定疾患治療研究事業の対象疾患の拡大について(厚生労働省ホームページ)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/nanbyo/091030-1.html
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AHA 2009 日本循環器学会ブース出展のご案内
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AHA Scientific Sessions 2009にて日本循環器学会ブースを出展しています。
お気軽にお立ち寄りください。
ブース番号:361(Halls A3-B4)
http://www.expocadvr.com/host2/aha/09ahass/default.html
ブース出展期間:2009/11/15(日)11:00-17:00
2009/11/16(月)9:00-17:00
2009/11/17(火)9:00-14:30
場所:Orange County Convention Center
https://aha-tea.ascendeventmedia.com/Default.aspx
インフルエンザ心筋炎症例を経験された方、あるいは情報をお持ちの方は特任委員:松森 昭先生(京都大学循環病態学)または和泉 徹先生(北里大学医学部循環器内科学)まで下記の情報をご一報いただきますようお願い申し上げます。
貴重な経験資料をもとに、第74回学術集会時や随時特別プログラムを開催し、対策や啓蒙を図りたいと考えます。
記
・症例内容
・施設名
・担当医名
【情報提供先】
社団法人日本循環器学会
新型インフルエンザ心筋炎・特任委員
松森 昭 amat@kuhp.kyoto-u.ac.jp
和泉 徹 izumi@med.kitasato-u.ac.jp
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World Circulation News PLUS(Health Day News 提供) |
海外の循環器系ニュースの短報(和訳)をお届けします。(利用規約)
遠隔患者モニタリングにより心不全リスクが低減
HealthDay News 10月22日
遠隔患者モニタリング(RPM)を用いて定期的な状態チェックを受けている心不全患者では、通常の標準的ケアを受けている患者に比べて、死亡および入院リスクが低下するとの研究論文が、「Journal of the American College of Cardiology」10月27日号に掲載された。
イタリア、Scitentic Direction Fondazione IRCCS Policlinico San Matteo(パビア)のCatherine Klersy氏らは、2000年1月〜2008年10月の間に発表された研究において、患者本人受診(通常ケア)、もしくは電話連絡・電子モニタリング機器を用いたRPMによる心不全ケアを比較した96件の研究をスクリーニングした。96件中32件の論文がメタアナリシス対象の基準を満たしていた。内訳は、無作為化比較対照試験(RCT)20件(患者総数6,258人)、およびコホート研究12件(同2,354人)であった。
その結果、RCT、コホート研究の両者とも、RPMと死亡リスク低下との間に有意の関連がみられ(相対リスク:RCT 0.83、コホート研究0.53)、入院リスクとの関連でも同様であった(同:RCT 0.93、コホート研究0.52)。
著者らは「このメタアナリシスの結果は、RPMの死亡率および入院率に対するベネフィットを支持している。このベネフィットは、RCTとコホート研究の両者で認められた。また、この分析結果は、欧米学術団体の最近の勧告を支持するものとなっている。しかし、RPMの中長期的な費用対効果については今後の検討課題である」と述べている。
著者数人は製薬企業、および医療機器企業との財務関係、顧問関係を明らかにしている。
Abstract
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心不全患者に対するアルドステロン拮抗薬の使用頻度低い
HealthDay News 10月20日
専門処方ガイドライン下では投与対象者であるにもかかわらず、多くの心不全患者がアルドステロン拮抗薬の治療を受けていないとの研究論文が、「Journal of the American Medical Association」10月21日号に掲載された。
米クリーブランド・クリニック看護師(RN)のNancy M. Albert氏らは、2005〜2007年に米国心臓協会(AHA)の「“Get with the Guidelines-Heart Failure” quality improvement initiative(ガイドライン準拠診療‐心不全、医療の質改善運動)」に参加した医療機関241施設で治療を受けた心不全患者43,625人の分析を行った。主要アウトカムは、米国心臓病学会(ACC/AHA)ガイドラインに準拠したアルドステロン拮抗薬の処方およびその使用予測値とした。
ACC/AHAガイドライン下でアルドステロン拮抗薬治療適応のある心不全患者12,565人のうち、32.5%のみが退院時にその処方を受けていた。各医療機関におけるアルドステロン拮抗薬使用は0〜90.6%と変動幅が大きかった。ガイドライン内のアルドステロン拮抗薬使用との関連が認められたのは、植え込み型除細動器使用、ペースメーカー植え込み、若年者、アフリカ系アメリカ人、収縮期血圧低値、抑うつ症状、飲酒、腎不全未病歴であった。アルドステロン拮抗薬治療の不適正使用は少なかった。
著者らは「心不全入院患者が直面している実在的な罹病、死亡のリスク、および心不全におけるアルドステロン拮抗薬処方の確立された有効性を考慮すると、エビデンスに基づいたガイドラインで示されているアルドステロン拮抗薬が積極的に使用されるべきである」と述べている。
論文著者の数人は、製薬企業およびAHA Get With The Guidelines Steering Committeeとの財務関係を申告している。The Get With The Guidelines programはグラクソスミスクライン社およびメドトロニック社からの支援を受けている。
Abstract
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PCIは臨床試験除外心筋梗塞患者でも有益
HealthDay News 10月15日
無作為化比較対照試験から通常は除外されるST上昇心筋梗塞患者においても、primary PCIは血栓溶解療法よりも院内死亡率を低下させるとの研究論文が、「American Journal of Cardiology」10月15日号に掲載された。
ドイツ、ルードヴィヒスハーフェン心臓センターのOliver Koeth氏らは、臨床試験登録に適格な患者11,806人と、年齢75歳以上、12時間以上の来院遅延、来院時前の心肺蘇生術施行、心原性ショック、腎機能障害、脳卒中既往などで不適格とみなされる患者9,369人について転帰を比較した。
適格患者に比べて、不適格患者では院内死亡率が高く(4.9% vs. 20.1%)、非致死的脳卒中の発生率も高かった(0.4% vs. 1.5%)。また、早期再灌流治療を受けた不適格患者では、院内死亡リスクの低下が認められ(オッズ比0.62)、primary PCIの有益性が最も高かった(オッズ比0.52)。
著者らは「以上の成績から、これら高リスク患者においてはprimary PCIがより好ましい再灌流治療法と思われる。血管形成術施行設備の有無にかかわらず、医療施設間のネットワークを確立し、施設到着からprimary PCI施行までの時間的損失を可能な限り短縮させるために、病院および搬送システムの改善に最大限の努力をすべきである。しかし、primary PCIが3時間以内に施行できない場合には、血栓溶解療法が依然として有用な選択肢である」と結論している。
Abstract
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発行:(社)日本循環器学会 http://www.j-circ.or.jp/
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