Vol.76 (2009.12.8)
- 科研費に関するご意見提出のお願い(12/15締め切り)
- 第74回学術集会 無料託児室のご案内
- 1990・1995・2000・2005年度認定専門医の方へ
- World Circulation News PLUS
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第74回学術集会では、参加者専用の無料託児室をご用意しております。ご利用には事前お申込みが必要です。

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◆JCS2010〜第74回日本循環器学会総会・学術集会 公式ホームページはこちら◆
※第74回学術集会無料託児室のご案内のリンク先に誤りがありました。ご迷惑おかけしましたこと心よりお詫び申し上げます。
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科研費に関するご意見提出のお願い(12/15締め切り)
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このたび日本学術振興会からの依頼により、科研費の縮減に対するご意見を文部科学省の担当者宛にお送りいただきたいとの要望がございました。ご協力いただけます方は、下記の要領でメールにてご送付をお願いします。
メール宛先:nak-got@mext.go.jp
メール件名:12競争的資金(先端研究)科研費縮減に反対
メール本文:(適宜、ご意見をご記載ください)
日本学術振興会によりますと、状況は以下の通りです。
先の事業仕分けにおいて、科研費は明確な項目として仕分け対象にはなっておりません。しかし、事業番号12「競争的資金(先端研究)」の評価コメントにおいては、科研費補助金(特別推進研究、特定領域研究、秦学術領域研究、基盤研究(S))が扱われており、これらについて縮減すべきという意見が少なくありませんでした。
今後の財務省との予算折衝において、上記のみならず、基盤研究(A)(B)(C)についても縮小の可能性があるようです。事業仕分けについては、結果について現在パブリックコメントを募集している状況です。しかしながら、科研費については意見が少ない状況です。つきましては、科研費の縮減に対する反対意見を、関係する方々から文部科学省に送っていただきたいと願います。
→文部科学省の意見募集ページはこちら
第74回学術集会(3/5〜3/7)では、学術集会参加者専用の無料託児室をご用意して、未就学児から小学生までの託児を受け付けます。
ご利用には事前申込みをお願いします(※申込締切 2月26日(金))。
→無料託児室の申込みはこちら
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1990・1995・2000・2005年度認定専門医の方へ
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1990・1995・2000・2005年度認定(認定期間2005/3/1〜2010/3/31)循環器専門医へ認定更新申請書類一式を11月13日に登録の送本先住所へ発送しております。申請書の締切りは12月14日(月)必着です。
※50単位未満の方も「認定更新に関する申請書」と「基本領域の資格証書のコピー」の提出をお願いいたします。
詳細は下記URLよりご確認ください。
http://www.j-circ.or.jp/information/senmoni/koshin.htm
なお、今後、各種連絡および専門医証の発送をいたしますので転居等により住所の変更がある場合には、下記URLより変更の手続きをお願いいたします。
http://www.j-circ.or.jp/form/address.htm
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World Circulation News PLUS(Health Day News 提供) |
海外の循環器系ニュースの短報(和訳)をお届けします。(利用規約)
施設あたりの冠動脈形成術施行数が多くても転帰は改善しないかも知れない
HealthDay News 11月24日
door-to-balloon time(来院から初回バルーン拡張までの時間)やエビデンスに基づく治療の採用は1病院あたりの冠動脈形成術施行数によって影響を受けるが、院内死亡率は冠動脈形成術施行数が多い施設で必ずしも改善しないとの研究論文が、米国医師会誌「JAMA」11月25日号に掲載された。
米クリーブランド・クリニック(オハイオ州)のDharam J. Kumbhani氏らは、米国内166施設(病院)においてST上昇型心筋梗塞に対して冠動脈血管形成術を受けた29,513人の患者データを、年間血管形成術施行数が36件未満、36- 70件、70件を超える医療機関に分けて検討した。
その結果、door-to-balloon timeは年間施行数が多い医療機関が88分と最も短く、中程度の医療機関では90分、施行数が少ない医療機関では98分であった。いずれの群も入院期間は同程度であったが、年間施行数が多い医療機関では、エビデンスに基づくガイドラインに従って退院させる傾向が強かった。しかし、著者らによると、年間施行数は院内死亡率に影響を及ぼしておらず、いずれの群でも同程度であった。
著者らは「本研究結果は、特に院内死亡率に関して、これまでに発表された他の登録研究結果と一致しない。その理由の一つには本研究がより最新の治療成績を反映していることが挙げられよう。冠動脈形成術の手技および補助的薬物療法はこの数年間にかなり進歩しており、その結果、冠動脈形成治療が全国規模で以前と比べて標準化されたのであろう」と述べている。
Get With the Guidelinesプログラムは、メルク-シェリング・プラウ社の支援を受けている。著者数名は、製薬業界との関係を報告している。
Abstract
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左室ペーシング部位が心筋症患者の血行動態的反応を決定
HealthDay News 11月23日
心室再同期療法(CRT)装置植込みを目的として受診した心筋症患者において、血行動態の反応は主に左室(LV)ペーシング部位によって決まるとの研究論文が、「Journal of the American College of Cardiology」オンライン版11月18日号に掲載された。
フランス、Hopital Cardiologique du Haut Leveque(ペサック)のNicolas Derval氏らは、CRT装置植込みを目的として受診した非虚血性拡張型心筋症患者31人を対象とし、経心房中隔的にアクセスした心内膜ペーシング部位10カ所および従来の冠静脈洞ペーシング部位において、ペーシングに対するLVの血行力学的反応を定量的に評価した。
その結果、ペーシングに対する血行動態の反応は患者内および患者間で非常に大きく異なることが明らかとなった。最適ペーシング部位において両室(dual-chamber)ペーシングを実施した場合、左室圧最大変化率(+dP/dTmax)が有意に改善し、その程度はLV側壁、最も遅く活性化するLV壁、冠静脈洞におけるペーシングと比較して優れていた。
添付論説の著者らは「非虚血性拡張型心筋症患者35人を対象としたDerval氏らの研究結果は、LVペーシング部位が血行動態的反応を決定することを示したと同時に、比較的均一な本患者集団においても最適なペーシング部位が患者間で非常に異なることを示した」と述べている。
著者数名は、医療機器メーカーとの財務・コンサルティング関係を報告している。
Abstract
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Editorial (subscription or payment may be required)
心臓発作および冠動脈疾患の治療ガイドラインを改訂
HealthDay News 11月18日
心臓発作患者に対して最適な救急治療を実施するには、コミュニティー規模の協調した対応が必要であるとの研究報告が、「Journal of the American College of Cardiology」オンライン版11月18日号に掲載された。
本報告は、米国心臓病学会(ACC)、米国心臓協会(AHA)、心血管造影・インターベンション協会(SCAI)が共同作成した多数の新勧告のうちの一つ。各勧告は最近の臨床研究レビューに基づいており、記録的な速さで完成したガイドラインは、医師が臨床実践に新知見を取り入れる際に役立つ。
その他の重要な勧告として、迅速な経皮的冠動脈インターベンション(PCI)が可能な病院へ患者を紹介するガイドラインや、最初に非PCI病院へ紹介された患者の管理に関するガイドラインなどがある。一般的に、非PCI病院へ紹介された患者は血栓溶解薬投与を受け、その後観察される。しかし、ハイリスク患者については、血栓溶解療法が有効かどうか確認を待つよりも、遅延することなくPCI施設へ移送すべきであるとガイドラインは述べている。
ガイドライン執筆グループ長で、米ノースカロライナ大学(チャペルヒル)のSidney C. Smith Jr.氏は、ステートメント内で「重点的なガイドライン改訂は、患者の利益になる新情報に対して速やかに対応する方法の一つである。過去1年間の主要研究を調査し、最も有用な所見を既存のガイドラインに組み入れることができた」と述べている。
Abstract
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