増刊号 (2010.1.5)
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JCS News 2010年 新年のご挨拶
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会員の皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年夏に大いに盛り上がった国政選挙で政権交代が実現し、経済状況の好転などで期待する所が大でしたが、鳩山政権誕生100日を経過して支持率がやや低下傾向にあるのが心配されます。しかし、大きな変革が求められる医療に対しては、診療報酬改定、心臓移植法案等を含め、目が離せない状況が続く中での2010年の門出となりました。
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既にご案内の通り、日本循環器学会は理事会決定を受け、昨年4月に新「公益社団法人」へ移行すべく定款変更作業を含め準備を進めておりました。しかし、昨年3月理事会において、現在の評議員会の任期にあわせての移行が望ましいとの意見が出されました。これを受け、現評議員の任期満了の2012年3月に新公益法人をスタートできるよう、登記手続きを延期する事が決定されました。申請時期を見据えながら、一方では粛々と新定款・施行細則案が整理され、昨年秋には会員の皆様からもパブリックコメントを頂き、それに基づいた修正作業が進んでおります。
来る2月には、World Heart Federationにおいて2012年のWorld Congress of Cardiology(WCC)開催地が正式に決定される予定です。「京都開催」で2005年に正式に立候補して以来、学会内に招致委員会を設置して精力的な活動を続けて参りましたが愈々その成果が出ます。招致に成功すれば2012年5〜6月に第76回日本循環器学会年次学術集会(鄭忠和会長)との同時期開催が予定されています。是非ともご期待下さい。WCCは年々規模が大きくなり、一昨年はヨーロッパ心臓病学会と同時開催され、2010年6月16〜19日には北京で開催されます。このためのプログラム委員会が昨年12月11、12日に北京で開かれ、北米、南米、欧州、豪州、日本からビッグネームを含む30名近い委員が集結してプログラムの最終確定が行われました。私も学会を代表し、また不整脈部門の委員として参加しましたが、学術的にもハイレベルの抄録が多数応募されており、丸二日間に亘り選考に汗をかいて参りました。
また多くの興味あるシンポジウムが企画されていますので会員の皆様にも奮って参加頂きたいと思っております。
3月には、北徹会長のもと第74回学術集会が京都国際会議場で開催されます。会長ならびに事務局の京都大学の先生方のお世話で万全の準備が進められており、国際的な学術交流は勿論、多くの若手医師の研究発表の場として盛り上がること間違いありません。因に、第75回学術集会は私が会長を仰せつかっております。2011年3月18〜20日にパシフィコ横浜で開催させて頂く予定でおりますが、すでにプログラム委員会(松崎益徳委員長)で精力的に企画を練って頂いており、ほぼ概要が固まりつつあります。ご期待頂ければ幸いです。
2010年が、皆様にとりましても素晴らしい年となります様お祈りしております。
日本循環器学会 理事長 小川 聡 (国際医療福祉大学三田病院 院長/慶應義塾大学 名誉教授)
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