Circulation Journal英文姉妹誌 Circulation Reports創刊のお知らせ
会員の皆様へ が創刊されました 日本循環器学会の学会誌Circulation Journalは2019年で83年の創刊を迎え、国内外の優秀な先生方から年間約1400件御投稿戴く中、採択率約25%といった現状もあり、惜しくも不採択になった先生方の論文を発表する場をつくりたいと長年討議が重ねられてきました。一方、インターネットを利用した論文発表や議論が益々活発になってきている昨今、このような時代の潮流にのり、さらなる循環器医療の発展に寄与できる方法を考え、完全on-line公開の英文誌Circulation Reports(Circ Rep)創刊を致しました。 現在、循環器医学・研究は従来の生理学・薬理学・分子生物学・疫学研究以外の医工学・医療情報学・医療経済学など新分野や新手法による分析や解析が必要とされています。また心血管疾患の予防が重要視されている中、栄養、運動、チーム医療・医療制度・社会医学や心血管リスク因子の包括的な管理が期待されています。Circulation Reports(Circ Rep)はこれらの領域も含めた、心臓・血管疾患に関わる幅広い論文投稿を期待しています。また医師や医師以外の研究者からの提言も受け入れCirculation Reports(Circ Rep)が循環器医療・循環器研究に関する課題や問題の議論の場にもしたいと考えています。以上のように循環器医・循環器研究者・医師以外の読者にとっても興味を引く内容も取り込んでいく予定です。 新規投稿だけではなく、Circulation Journal の姉妹誌 として、紙面の都合上Circulation Journal に掲載できなかった優れた論文をTransferの形式を取り、迅速な投稿受付をいたします。採択された論文はOn Line早期公開を迅速に実施し、毎月10日にOn Line本公開といたします。また、Protocol Paper、Brief Report、Statement/OpinionといったCirculation Journalにはない、新たな論文種別を加え、若手の編集委員と協力して、積極的に採択を進めております(尚、Circulation Journal同様、Case reportは受付致しません)。公開前に統計学的な観点からも査読を行い、統計面の裏付けを行った論文を採択することで、当誌の論文レベルを上げていきたいと考えています。引続き、先生方からの心臓・血管疾患に関わる幅広い論文投稿を心よりお待ち申しております。
編集委員会 委員長 室原豊明
オンライン公開ホームページ(J-stage内。閲覧無料)
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