はいこうけつあつしょう
肺高血圧症

1. 肺高血圧症ってどんな病気?

肺高血圧症とは何らかの原因で肺の血管が狭くなったり詰まったりして、肺の血圧が高くなってしまった状態です。心臓カテーテル検査で直接測った肺の血圧の平均値(平均肺動脈圧)が25mmHg以上になると、肺高血圧症と診断されます。
症状としては、動いた時の息切れや疲れやすさ、時には意識がなくなるなどの症状がでますが、この病気だけに特別な症状はほとんどありません。

病状が進行すると、肺に血を送る右心室が負担に耐えられなくなって、右心不全を来します。きちんと治療しないと、発病から5年後には10人中7人の方が亡くなってしまう、恐ろしい病気です。