既に新聞等で報道されておりますとおり、茅ヶ崎市立病院において、平成18年暮れから平成19年春にかけて心臓カテーテル検査・治療を行った患者5人が平成19年秋までにC型肝炎を発症していた事実が確認されました。
C 型肝炎は血液を介して感染することから、同病院では患者・家族に経過説明し、原因解明のため血液検査を行い、他の患者の病歴調査を開始いたしました。さらに、院外の専門家をメンバーに加えた院内感染調査委員会を設置し、調査いたしました。その結果、当該患者5人は、心臓カテーテル検査・治療時の感染の可能性が極めて高いことであることが判明しました。
同病院ではPCIの際にカテ先の圧と同時にシースのサイドアームからも圧モニターをしていました。そこからのエアーを抜くために、トランスデューサー近位の三方括栓に付けたシリンジに血液の混入があった可能性があったとのことです。そのトランスデューサーとシリンジを取り替えなかったため、肝炎の感染が発生した可能性が高いと考えているとのことです。
つきましては、各先生におかれましては、下記の点についてご留意いただきますようよろしくお願いいたします。
|
【留意点】
1. トランスデューサーまで血液を引くことはしないこと
2. デスポ−ザブル製品は、デスポーザブルとして取り扱うこと(使用したデスポーザブルのトランスデューサーごと、圧測定システムを廃棄すること)
|
|
|
なお、同病院より学会宛に頂戴しております詳細につきましては、以下を御覧下さい。 |
以上 |