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お知らせ

99mTcピロリン酸シンチグラフィーの薬理作用に基づく医薬品の適応外使用事 例(55年通知)の申請承認について

一般社団法人 日本循環器学会
会員 各位

この度、日本循環器学会(以下、本会)が関連学会(日本医学放射線学会、日本核医学会、
日本神経学会、日本アミロイドーシス学会)とともに行なった「薬理作用に基づく医薬品の
適応外使用事例(いわゆる55年通知)」の申請が承認され、トランスサイレチン型心アミロ
イドーシスの診断に対して99mTcピロリン酸シンチグラフィーが保険収載可能となりました
(2020年10月26日付)。

99mTcピロリン酸シンチグラフィーは、トランスサイレチン型心アミロイドーシスの診断に
大変有用であることから、本会の心アミロイドーシス診療ガイドラインにおいても診断基準
の一つとして含まれています。しかし、本用途では99mTcピロリン酸シンチグラフィーを本来
の心シンチグラムの用法ではなく、骨シンチグラムの用法で検査を行なうため、保険適応外
の使用となっておりました。本検査をより広く適切に利用するためには、骨シンチグラムの
用法でも保険収載が担保されている必要があったため、本会と合同で関連する上記4学会が
昨年末、申請を行ないました。本承認が得られたことで、本検査が充分な数、適切な症例に
対して行なわれ、正確かつ低侵襲に診断に至る症例が増えることが期待されます。

詳細につきましては、下記リンクをご確認ください。

<参考資料>
日本医学会より:医学会発(第49号)

厚生労働省より:保医発1026第1号

 

                           一般社団法人 日本循環器学会
                                 代表理事 平田 健一
      学術委員長 兼 心アミロイドーシス調査研究ワーキンググループ長 福田 恵一

 

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