Vol.409 (2019.4.10)
- 第83回日本循環器学会学術集会終了のご挨拶
- 2018年度発表ガイドライン一覧
- 会員ポータルサイト公開につきまして
- ESC2019@パリ Free Registrationの提供について
- ACLS講習会情報
- 心臓 4月号(Vol.51, NO.4)目次
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3月29日(金)〜31日(日)、パシフィコ横浜にて第83回日本循環器学会学術集会を開催させていただきました。年度末のお忙しい時にも関わらず市民向けイベントを含め18,825名もの方にご参加いただき盛会裏に終了いたしました。
皆様方のご協力とご支援に心より感謝申し上げます。
人口の超高齢化に伴い、循環器疾患の患者数・死亡者数は急増し疾病構造も変化しています。このような急激な変化に対応するためには、医療・学術などあらゆる面で新しい世界を創造していくことが求められると考え、学術集会のテーマを「循環器病学Renaissance - 未来医療への処方箋」とし、これからの学術集会のあるべき姿を示したいと考え、様々な新しい企画を立てました。
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開会式では、日本心臓財団名誉総裁である高円宮妃殿下にご祝辞を賜り、ESC,AHA,ACCなどの理事長、厚生労働大臣、日本医師会会長、日本心臓財団理事長からお言葉をいただきました。討論を盛り上げるためにディスカッサーを置き、またアンサーパッドを用いたアンケートに加え、ツイートによる聴衆参加型のセッションを設けました。海外からは、26ヵ国、300人以上の参加者がありましたが、多くの方に座長や講演をしていただくとともにドクターJCSアジアチャンピオンシップでは若手に国を代表して競ってもらいました。参加者に関しても循環器診療に携わる方ばかりでなく、国会議員や厚生労働省、文部科学省、日本医師会、AMED、さらに患者の方にもご講演いただきました。また循環器病や循環器診療を広く知っていただくためにクイーンズスクエアにおいて「ファミリー向けイベント」を開催し、2日間で700名を超える一般市民の方にご参加いただきました。「心臓を守って健康長寿!」と題して横浜宣言を行いましたが、これからも国民への啓発活動を継続して行っていきたいと存じます。
昨年12月の臨時国会において長年の悲願であった「脳卒中・循環器病対策基本法」が成立しました。今後我が国の循環器診療・研究は大きく発展していくことと思います。2019年はまさに循環器病学の新たな歴史が始まる年です。横浜から世界へ、過去・現在から未来へと、平成最後の第83回学術集会が新たな循環器病学の船出となったならば会長として望外の喜びです。
なお、第84回日本循環器学会学術集会は、京都大学の木村剛先生が会長として、和歌山県立医科大学の赤阪隆史先生が会長をされるAPSCと合同で開催されます。京都で皆様にお会いできますことを楽しみにしております。
第83回日本循環器学会学術集会
会長 小室一成
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2018年度は6本のガイドラインが発表されました。詳しくは下記URLをご覧ください。
1.急性冠症候群ガイドライン(2018年改訂版)
班長:木村 一雄
2. 慢性冠動脈疾患診断ガイドライン(2018年改訂版)
班長:山岸 正和/玉木 長良
3. 安定冠動脈疾患の血行再建ガイドライン(2018年改定版)
(日本循環器学会/日本心臓血管外科学会合同ガイドライン)
班長:中村 正人/夜久 均
4. 心筋症診療ガイドライン(2018年改定版)
(日本循環器学会/日本心不全学会合同ガイドライン)
班長:筒井 裕之/北岡 裕章
5. 不整脈非薬物治療ガイドライン(2018年改訂版)
(日本循環器学会/日本不整脈心電学会合同ガイドライン)
班長:栗田 隆志/野上 昭彦
6. 心疾患患者の妊娠・出産の適応、管理に関するガイドライン(2018年改訂版)
(日本循環器学会/日本産科・婦人科学会合同ガイドライン)
班長:赤木 禎治/池田 智明
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4月1日より会員ポータルサイトを公開させて頂き、本日時点で10,155名の皆様にログイン頂きました。
・まだ初期設定がお済みでない先生方やログインができない等でお困りの先生方は、下記問い合わせ先までご連絡くださいませ。
・対応ブラウザは以下となります。うまく動作しない場合ご参考くださいませ。
[PC・Mac]:Microsoft Edge, Google Chrome, Firefox, Apple Safari
(Internet Explorerは対応しておりません)
[モバイル]:Android5以降 Chrome Androidスマートフォン・タブレット
iOS11.3以降 Apple Safari iPhone, iPad等
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・メールアドレスご登録がお済みでない方は、下記よりご入力下さい。
メールアドレス登録は こちら からご対応下さい。
(※登録には会員番号が必要となりますので、2月にお送りした会員番号カードをご覧くださいませ。)
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今後、ニュースメールや下記ホームページにて、会員ポータルサイトに関する情報発信して参りますのでどうぞ宜しくお願い申し上げます。
http://www.j-circ.or.jp/portal/index.htm
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ESC2019@パリ Free Registrationの提供について
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この度ESCから、ESC2019@パリの参加費無料の案内がありました。対象者、登録条件につきましては、以下の通りとなります。
■ESC2019@パリFree Registrationの申請方法
・申請条件
①年齢:40歳以下、あるいはin trainingであること
②My ESC Accountを保持し、ESC Professional Memberに申請すること。
*ESC Professional Memberとなる場合は、30€のお支払いが必要です。
ご希望の方は、下記情報を本会まで、4月25日(木)中厳守でご申請ください。なお、25名以上の申請がございました場合は、先着順とさせて頂きます事ご了承ください。
(本会渉外委員会(国際)にて、承認後ESCに提出致します。25日以降は受付しかねますで、ご注意ください。)
①メールの件名は必ず「ESC Free Registrationへの申請」とご記載下さい。
②お名前(日本語・英語両方ご記載ください。)
③肩書(MD. Ph.D等)
④ESC ID (5桁〜6桁の番号)
⑤E-mail address (My ESC accountのアドレスを記載下さい。その他は無効となります。)
⑥誕生日(年は西暦で記載ください。)
⑦ESC Professional Memberの有無(申請中の場合は、申請中とご記載ください。)
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ACLS講習会開催日程につきましては、JCS-ITCのホームページに記載しております。
下記URLよりご覧いただき、受講を希望される方はお申し込みいただきますようお願いいたします。
http://www.j-circ.jp/jcs_acls/list/course_search.asp
Open HEART
変わりゆく手術室の風景
宮入 剛(聖マリアンナ医科大学 心臓血管外科)
HEART's Selection
近未来の心不全治療薬の展望
企画:南野 徹(新潟大学大学院医歯学総合研究科 循環器内科学)
1. 糖尿病治療薬と心不全
佐野元昭(慶應義塾大学医学部 循環器内科)
2. 利尿薬の新しい展開
桑原宏一郎(信州大学医学部 循環器内科学)
3. 新しい作用標的による心不全治療
小田哲郎 矢野雅文(山口大学大学院 医学系研究科 器官病態内科学)
4. HFpEFに対する治療
赤澤 宏(東京大学大学院医学系研究科 循環器内科学)
Meet the History
アディポサイトカインとメタボリック症候群
ゲスト:松澤佑次先生(大阪大学名誉教授/住友病院院長)
ホスト:代田浩之先生(順天堂大学大学院医学研究科 循環器内科学)
詳細は「心臓」ホームページをご覧ください。
http://www.jhf.or.jp/shinzo/
JCS Newsletterのバックナンバーをこちらのページでご覧いただけます。
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発行:(一社)日本循環器学会 http://www.j-circ.or.jp/
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