JCS Newsletter

 

 

Vol.454 (2020.7.16)

  • 新代表理事就任のご挨拶

  • 第84回日本循環器学会事前登録及び懇親会費返金等について

  • APSC-JCS Seminarの開催について

  • BCVR2020開催方法変更について

  • 循環器疾患診療実態調査(JROAD)入力のお願い(2020年7月31日迄)

  • 第6回臨床研究デザインと統計解析合宿(教育研修部会)

  • 2020年度留学支援助成募集開始【締切:10/30】

  • 2020年度医師臨床研究助成・メディカルスタッフ研究助成募集【締切:10/30】

  • 心臓 7月号(Vol.52 No.7)




■7/17(金)締切 演題登録受付
■9/18(金)締切 事前参加登録受付


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  新代表理事就任のご挨拶


 この度、小室一成前代表理事の後任として、一般社団法人日本循環器学会第29代代表理事を拝命しました神戸大学の平田健一です。日本循環器学会は、80年以上の長い歴史があります。このような伝統ある学会の代表を務めさせていただくことになり、大変光栄に存じますと共に、歴代理事長のお名前を拝見し、その重責に身の引き締まる思いです。この場をお借りして、謹んでご挨拶申し上げます。
 
 日本循環器学会は、今まで諸先輩方の努力によって循環器病学の研究、診療、人材育成などの多くの領域において数多くの輝かしい成果を上げ、素晴らしい伝統を築いてまいりました。

本学会の会員数は毎年順調に増加し、令和2年(2020年)6月時点で正会員数は26,645名、準会員数2,628名、循環器専門医数15,328名となり、わが国の医学会を代表する学会となっています。循環器学会は、循環器病学の研究、診療のみならず、医療体制の整備やガイドラインの普及、多職種にわたる人材育成など、多くの社会的役割を担う責任があります。2016年日本循環器学会は脳卒中学会や関連学会と共同で「脳卒中と循環器病克服5カ年計画」を作成しました。「5カ年計画」では、“ストップ脳心血管病(CVD)”を合言葉に健康寿命の延伸を大目標とし、重要3疾患として脳卒中、心不全、血管病を挙げ、5戦略(人材育成、医療体制の充実、予防・国民への啓発、登録事業の促進、基礎・臨床研究の強化)を掲げ、活発に活動しています。本年度は5カ年計画の最終年度であり、その成果を総括しつつ、第2次5カ年計画の策定を行っています。2018年12月に「脳卒中・循環器病対策基本法」が成立し、今後は5カ年計画に基づき、都道府県を中心に体制整備を進めていくことになります。その際には、会員の皆様のご協力をお願いする次第です。

循環器学会の重要な活動の一つとして学術集会があり、国際化をさらに推進していく必要があります。日本循環器学会は、アジアの諸国との連携を強化し、AHA、ACC、ESCなど欧米の学会と並んで世界の3極の一つとなることを目指しています。本学会は、2016年にAsian Pacific Society of Cardiology (APSC)に復帰し、2020年APSC学術集会の第84回日本循環器学会学術集会(京都)の合同開催を予定していましたが、残念ながらCOVID-19の感染拡大で、APSCとの合同開催は延期になりました。しかし、今後、WHFとの合同開催も予定されており、会員の皆様の研究成果を世界に発信する良い機会になると思います。APSCやWCCに参加される世界の人たちが日本循環器学会学術集会や我が国の循環器診療、研究の素晴らしさを実感していただけるものと期待しています。また、本学会会員の若い力を結集し、看護師、理学療法士、管理栄養士、臨床検査技師などの多くのメデイカルスタッフにも本学会に参加していただき、活発に活動できるような場を提供したいと考えています。一方で、COVID-19の感染拡大で、学術集会のあり方について見直す必要があり、新しい時代の学術集会の開催形式について将来を見据えて改革していきたいと考えています。

 新しい「心不全療養指導士」制度もスタートし、多職種による活動が循環器学会を盛り上げるエネルギーとなっています。若手の人材育成には、各支部における地方会活動も重要であると思っています。学会全体で地方会のさらなる活性化を図り、女性会員や若手会員、多職種の皆様の活躍の場を一層提供し、将来の循環器病学を担う人材の育成に努めたいと思います。

 日本循環器学会が社会における責任を果たすために、多くの学会員の意見を取り入れ、学会員が一丸となって目標に向かって取り組む環境を整備したいと考えています。これから2年間、理事、社員、会員の皆様の力をお借りして、全力でこれらの課題に取り組んで参ります。皆様の温かい御指導、御支援を何卒よろしくお願い申し上げます。

2020年7月1日 
日本循環器学会 代表理事 
平田 健一 

※学会ホームページの「代表理事ご挨拶」からもご覧いただけます。


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  第84回日本循環器学会事前登録及び懇親会費返金等について


第84回日本循環器学会学術集会及びAPSC-JCS Web Seminarの事前参加登録について、2020年7月20日(月)正午までとしております。

事前参加登録は、下記をご確認ください。
http://www.congre.co.jp/jcs2020/pre-regi01.html

循環器専門医研修単位数と区分(第84回本会学術集会における研修単位対象)
■学術集会 15単位(必修)
■教育セッション 5単位(必修)
■医療安全に関する講演会・倫理に関する講演会 2単位(医療安全)
※専門医単位取得方法については、7月中旬頃にHPにて公開となります。

お申込みを頂きました方々の事前参加登録返金手続きにつきましては、随時行っております。
また、懇親会費につきましも皆様へ返金手続きを行ってまいります。お時間を頂戴しており大変恐縮に存じますが、ご了承頂けますようお願い申し上げます。



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  APSC-JCS Seminarの開催について


第84回学術集会と共催を予定しておりましたAsian Pacific Society of Cardiology 2020(赤阪隆史会長)は、2022年に延期となり、本年度はAPSC-JCS Seminarを開催することが決定致しました。
詳細につきましては、下記リンクよりご確認ください。

APSC-JCS Seminar
http://www.congre.co.jp/apsc2020/



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  BCVR2020開催方法変更について


BCVR2020につきまして、当初現地開催のみとしておりましたがCOVID-19の状況を鑑み、現地開催+WEB配信のハイブリッド形式で開催することが決定致しました。詳細につきましては、随時HPで公開して参りますので、ご確認ください。
http://www.c-linkage.co.jp/bcvr2020/

演題登録及び事前参加登録の延長を行います。
演題登録:2020年7月17日(金)まで延長
事前参加登録:2020年9月18日(金)まで延長
*専門医単位取得方法について(3単位(その他))は、近日中にHP等で公開予定としております。



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  循環器疾患診療実態調査(JROAD)入力のお願い(2020年7月31日迄)


2020年5月13日より調査入力を開始致しました、 循環器疾患診療実態調査(JROAD)でございますが、調査入力が今月7月31日迄となります。

登録とデータ入力は日本循環器学会ホームページ「循環器疾患診療実態調査」からWeb上で行っていただきます。
https://jroad.ncvc.jp/JCIR/JDA/A1_20_init.action
本調査の手引き書、入力マニュアルはログイン後にWeb サイトの「マニュアル」よりダンロードいただけますのでご活用ください。
なお、日本循環器学会指定 循環器専門医研修施設・研修関連施設では本調査にご協力いただくことが施設認定更新の条件となります。

ご多用のところ誠に恐れ入りますが、当調査への御協力御理解を戴きますよう、お願い申し上げます。



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  第6回臨床研究デザインと統計解析合宿(教育研修部会)


 今年で6回目となる臨床研究デザインと統計解析合宿を11月5日(木)~7日(土)に開催いたします。研修では5グループ(1グループ6名)に分かれ、チューターが各グループを丁寧にサポートいたします。講義の他、ハンズオンやグループワークがあり、仮想データを用いた研究結果の発表を最終日に行います。なお、今年は新型コロナウイルス感染症への対策を講じたうえで安全な開催を目指しております。募集の締め切り時点でご応募が定員を超えている場合は、抽選とさせていただきます。皆様のご応募をお待ちしております。

第6回臨床研究デザインと統計解析合宿 開催概要
 日時:2020年11月5日(木)~7日(土) 2泊3日
    ※初日は15時受付開始、最終日は12時現地解散予定
    ※密を避けるために11/3(祝・火)~5(木)を第1期、
    11/5(木)~7(土)を第2期として会期を2回に分けた
    開催も検討中

 会場:軽井沢倶楽部 ホテル軽井沢1130
 主催:教育研修部会
 共催:特定非営利活動法人臨床評価研究所
 参加費:89,000円(宿泊費、食事代含む)
 定員:30名
 応募資格:日本循環器学会正会員(医師)
 申込締切日:7月31日(金)
 
→お申し込みはこちらから



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  2020年度留学支援助成募集開始【締切:10/30】


海外留学する若手研究者の経済的支援を通じて、循環器領域の進歩に寄与する研究の奨励と、今後活躍が期待される若手研究者の育成を目的として、「留学支援助成」を設定し、2020年度の募集を開始致しました。

★応募締切:2020年10月30日(金)17時郵送必着厳守

詳細は下記リンクをご参照ください。会員の皆様からのご応募をお待ちしております。
 ◆「留学支援助成」はこちら



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  2020年度医師臨床研究助成・メディカルスタッフ研究助成募集【締切:10/30】


5/25(月)より2020年度医師臨床研究助成・メディカルスタッフ研究助成の募集を開始致しました。
応募書類の締切は2020年10月30日(金)17時郵送必着厳守となっております。

【概要】
医師臨床研究助成:奨励金(200 万円)×最大 3 名
メディカルスタッフ研究助成:奨励金(50万円)×最大3名

詳細は下記リンクをご参照ください。会員の皆様からのご応募をお待ちしております。
◆「医師臨床研究助成」はこちら
◆「メディカルスタッフ(医師を除く医療専門職)研究助成」はこちら



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  心臓 7月号(Vol.52 No.7)


Open HEART

若い医師にとって大学病院の教授という職種は魅力的か?
 池田隆徳(東邦大学大学院医学研究科 循環器内科学)


HEART's Selection

特定行為研修とその修了者の活動―循環器領域における現状―
  企画: 高木 靖(藤田医科大学 心臓血管外科)

1.特定行為研修―特に大学院型教育について―
「心臓血管外科医が望む教育レベル」は高すぎるのか?
  渡邊 孝(名古屋女子大学 健康科学部健康栄養学科/藤田医科大学医学部 心臓血管外科)

2.循環器病棟・CCU(ICU)での特定行為研修者の活動
  前田明子(杏林大学医学部付属病院 循環器内科学 不整脈センター)

3.循環器救急での大学院型特定行為研修修了者の活動
  伏見直記(市立川西病院 診療部)

4.心臓血管外科での特定行為研修修了者の活動
(1)病棟・外来での活動
  永谷ますみ(藤田医科大学病院 中央診療部 FNP室)
(2)手術室・ICUでの活動
  谷田真一(藤田医科大学病院 中央診療部 FNP室)


詳細は「心臓」ホームページをご覧ください。
https://www.jhf.or.jp/pro/shinzo/



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