JCS Newsletter

 

Vol.27 (2008.1.22)

  • World Circulation News PLUS
  • 第72回学術集会 ライブデモンストレーションのご案内
  • 第72回学術集会 無料託児所のご案内
  • 第19回(2008年度)循環器専門医資格認定審査について
  • Circulation Journalの掲載料とカラー料金の変更について


第72回学術集会ではライブデモンストレーションを開催します。詳細は下記記事をご覧ください。

 

JCS2008


◆JCS2008〜第72回日本循環器学会総会・学術集会 公式ホームページはこちら◆


 

 

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Artis zeegoは8軸可動アームと可変アイソセンターシステム(FIS)を有し、柔軟で幅広いポジショニング性能、卓越したイメージング機能を実現した次世代装置です。(さらに詳しく・・・)

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 World Circulation News PLUS(Health Day News 提供)


海外の循環器系ニュースの短報(和訳)をお届けします。(利用規約

合成選択性甲状腺ホルモン様物質は心有害作用なくLDLコレステロール値を低下させる

HealthDay News 12月28日

合成選択性甲状腺ホルモン様物質(thyromimetic)による治療は、甲状腺ホルモン関連の明白な心有害作用なしに脂質異常症(dyslipidemia)を改善させるとする報告が、米国科学アカデミー発行の「Proceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)」12月26日オンライン版に掲載された。

スウェーデンの製薬会社Karo Bio AB(Huddinge)のAnders Berkenstam氏らは、中等度の総血漿コレステロール値と体重の被験者48人を対象に、合成KB2115を処方する試験を実施した。単回投与試験では被験者を5人から成る4グループに分類し、無作為に50、200、500、2,000μgのKB2115を単回投与し、各グループ内の1人にプラセボを投与した。複数回投与試験では、6人から成る3グループに分類し、50、100、200μgのKB2115を1日1回、2週間投与し、各グループ内の2人にプラセボを処方した。

その結果、2週間試験において、低比重リポ蛋白(LDL)コレステロール値は治療群で40%まで低下したが、プラセボ群では11%の低下にとどまった。総コレステロール値とアポリポ蛋白B値にも同様の効果がみられた。高比重リポ蛋白(HDL)コレステロール値とトリグリセリド(中性脂肪)値には有意な変化は確認されなかった。バイオマーカー測定では、コレステロール合成の影響がない場合に胆汁酸合成の増加が確認された。

著者らは「人体においてこうした知見が得られたことは、脂質異常症の治療戦略として甲状腺ホルモン様物質を評価する重要な第一歩になる」と結論づけている。

なお、この研究では、筆頭著者ならびに数名の共著者がKaro Bio AB社の社員である。他の共著者の1人はBerzelius Clinical Research Center AB社の社員である。

Abstract    Full Text (subscription or payment may be required)

肥満児は成人後の心疾患リスク高い

HealthDay News 12月5日

ボディ・マス・インデックス(BMI)の高い小児は、成人後の冠動脈疾患(CHD)リスクが増大するという研究結果が、「New England Journal of Medicine」12月号に掲載された。また、同誌掲載の別の研究では、10代の肥満の増大傾向から将来の有病率を予測している。

デンマークの予防医学研究所医療社会センター(コペンハーゲン)のJennifer Baker氏らは、デンマークの学童276,835人をコホート群として、小児期のBMIと、その後の25〜60歳での冠動脈疾患発症率の関連性を調査した。その結果、小児期のBMIと成人期の致死性および非致死性心疾患イベント発症率には、正の線形(linear)相関が認められた。また、将来の冠動脈疾患リスクは、男女とも加齢とともに増大していた。

別の研究では、米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)のKirsten Bibbins-Domingo氏らが、2000年の10代の肥満率をもとに、2020年の35歳の肥満有病率に関してコンピュータモデルを用いて予測した。その結果、肥満関連の冠動脈疾患は、2020年までに男性で30〜37%、女性で34〜44%増加することが示された。

Kirsten Bibbins-Domingo氏らは「この予測はさまざまな介入で鈍化または相殺させられる可能性もあるが、何よりも10代の肥満率を減少させることが重要である」と述べている。

Abstract - Baker    Full Text    Abstract - Bibbins-Domingo    Full Text

薬物療法の強化で心疾患死の大幅な削減が可能に

HealthDay News 12月5日

心疾患の高リスク患者に「根拠の基づく(evidenced-based)」多剤併用療法を拡大、強化することは、1人あたり年間わずか1ドルのコストで、今後10年間に23カ国の約1,800万人の心疾患死を減少させるとする論文が、「The Lancet」12月5日オンライン版に掲載された。

米ワシントン大学(シアトル)のStephen S. Lim氏らは、23の低および中所得国における心疾患高リスク患者を、根拠の基づく多剤併用療法(スタチン、アスピリン、降圧薬2種)で治療した場合の費用対効果を分析した。分析の対象は、すでに医療機関を利用している患者に限定された。

その結果、この治療強化により、10年間で推定1,790万人(うち56%は70歳未満)の死亡が避けられることが示された。この介入にかかる10年間の推定コストは470億ドル(約5兆1,700億円)で、患者1人あたりの年間コストは平均1.08ドルである(低所得国で0.43〜0.90ドル、中所得国で0.54〜2.93ドル)。

「この介入のみで心疾患死の約5分の1が避けられる。これは、低所得国と中所得国の慢性疾患死亡率を年2%ずつ減少させるという世界的目標の4分の3に貢献できる」と著者らは述べている。

Abstract    Full Text (subscription or payment may be required)

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World Circulation News (WEB)
AHA、ACC、WHO、FDA、CDCの循環器領域関連のニュースヘッドラインを学会ホームページでお届けしています。


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 第72回学術集会 ライブデモンストレーションのご案内


第72回学術集会では、ライブデモンストレーションを開催します。

 

会 期 : 3月27日(木)8:50〜17:00
会 場 : 福岡国際会議場 第1〜4会場
中継施設 : 社会保険小倉記念病院
メインテーマ : 「ライブの原点を見直す」
ライブデモンストレーション代表 : 延吉 正清 (社会保険小倉記念病院 病院長)


今回のライブは“ライブの原点を見直す”をメインテーマに、小倉記念病院を中継会場とし、福岡国際会議場にて開催する予定です。
PCIライブ、PPIライブ、不整脈ビデオライブ、心臓血管外科ビデオライブを4会場において開催する予定です。
安全に配慮し、学会の実施要項に準拠した教育的なライブを目指しております。
詳しいご案内は下記のリンクからご確認ください。多数のご参加をお待ちしております。

→ライブデモンストレーションご案内はこちら


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 第72回学術集会 無料託児所のご案内


第72回学術集会の会期中、会場エリア内に無料臨時託児所をご用意します。ご利用は第72回学術集会の参加者に限ります。ご希望の方は下記ホームページにて利用規約をご確認の上、お申し込みください。

●お申し込み締切日:2008年3月14日

なお、定員に達した場合にはキャンセル待ちとなりますので何卒ご了承ください。

→第72回学術集会 無料託児所のご案内はこちら


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 第19回(2008年度)循環器専門医資格認定審査について


第19回(2008年度)日本循環器学会認定循環器専門医資格認定審査の受験申請書類を、学会ホームページに公開いたしました。受験を予定されている会員様は書類をダウンロードしていただきますようお願いします。

再受験者も、今年度の要項を必ずご確認ください。

→第19回(2008年度)循環器専門医資格認定審査についてはこちら


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 Circulation Journalの掲載料とカラー料金の変更について


2008年1月1日(EST)以降に投稿される論文より、掲載料とカラー料金が以下の通り、変更となります。

 

●掲載料

 
 

      0〜2頁まで

      無料

 

      3〜5頁まで

      \10,000

 

      6〜8頁まで

      \20,000

 

      9頁以上

      \50,000

 
 

●カラー料金

 
 

      1頁につき

      \20,000


詳しくはこちらをご覧ください。



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発行:(社)日本循環器学会 http://www.j-circ.or.jp/

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