Vol.74 (2009.11.24)
- 専門医認定更新申請書の送付について
- 単位通知書の送付について
- 第74回学術集会一般演題 採択発表予定のお知らせ
- AHA心肺蘇生法教育コース開催の目的と受講料の設定について
- 傷病者の搬送と受入れに関する消防法の改正について
- World Circulation News PLUS
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1990・1995・2000・2005年度認定の循環器専門医へ認定更新申請書類一式を発送いたしました。申請書の締切りは12月14日(月)必着です。ご注意ください。

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◆JCS2010〜第74回日本循環器学会総会・学術集会 公式ホームページはこちら◆
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1990・1995・2000・2005年度認定の循環器専門医へ認定更新申請書類一式を11月13日に登録の送本先住所へ発送いたしました。申請書の締切りは12月14日(月)必着です。
詳細は下記URLよりご確認ください。
http://www.j-circ.or.jp/information/senmoni/koshin.htm
なお、今後、各種連絡および認定証の発送をいたしますので転居等により住所の変更がある場合には、下記URLより変更の手続きをお願いいたします。
http://www.j-circ.or.jp/form/address.htm
1991・1996・2001・2006年度認定の循環器専門医へ「単位通知書」を発送いたしました。
単位は下記URLからも随時ご確認いただけます。
https://www.j-circ.jp/JCSCredit/login.asp
今後、循環器専門医についての重要なお知らせを発送させていただくことがありますので住所の変更がある場合には上記URLより変更の手続きをお願いいたします。
http://www.j-circ.or.jp/form/address.htm
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第74回学術集会一般演題 採択発表予定のお知らせ
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明日の11月25日(水)から、学術集会公式ホームページにおいて一般演題の採択演題をお知らせします。
採択された演題の登録番号・採択演題名・筆頭演者名をカテゴリー別に掲載しますので、各自ご確認ください。
→学術集会公式HP
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AHA心肺蘇生法教育コース開催の目的と受講料の設定について
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全国で開催しておりますAHA BLS/ACLSコースについて、より会員の先生方にご理解いただきたく、循環器救急医療委員会(小川久雄委員長、野々木宏副委員長)からのメッセージをお送りします。
→本文はこちら
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傷病者の搬送と受入れに関する消防法の改正について
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消防法の一部が改正され、10月30日に施行されました。傷病者の搬送及び受入れの実施に関する基準が定められ、各都道府県に協議会の設置が求められております。
→各都道府県知事への通達
→傷病者の搬送及び受入れの実施基準等に関する検討会報告書
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World Circulation News PLUS(Health Day News 提供) |
海外の循環器系ニュースの短報(和訳)をお届けします。(利用規約)
心筋梗塞後の死亡リスクを評価する際には、入院中の空腹時血糖変化が有用
HealthDay News 11月6日
ベースライン時に測定した空腹時血糖と比較して、急性心筋梗塞による入院中の空腹時血糖変化は、予後指標として優れている可能性があるとのイスラエルでの研究結果が、「American Journal of Cardiology」10月15日号に掲載された。
イスラエル、ランバム総合病院(ハイファ)のDoron Aronson氏らは、急性心筋梗塞を発症した非糖尿病患者1,467人のデータを分析した。患者の空腹時血糖を入院中2回評価し、中央値30カ月間にわたって全原因死亡率を追跡調査した。
その結果、ベースライン時 又は 一回のみの測定時の血糖値と比較して、平均空腹時血糖値による死亡率予測結果は優れていた。入院中の空腹時血糖変化は、死亡リスク変化と関連していた。空腹時血糖が正常値のままであった患者と比較して、空腹時血糖値が糖尿病範囲まで増加した患者では、死亡リスクが高かった(調整ハザード比2.6)。空腹時血糖値が糖尿病範囲内で推移した患者のハザード比は6.3であり、空腹時血糖値が正常化した患者のハザード比は2.7であった。
著者らは「入院中の空腹時血糖改善は転帰改善と関係していたが、空腹時血糖が一貫して正常値であった患者と比較した場合、入院時の空腹時血糖高値が退院時に正常化した患者においても長期死亡率は依然として高かった。以上の結果は、一過性の空腹時血糖増加であっても、長期死亡率増加の前兆となることを示す。入院中の空腹時血糖変化は、動的リスク変化に関して単純で高感度の指標となる」と結論している。
Abstract
Full Text
オフポンプ心バイパス術を受けた患者の長期転帰、血管再建、グラフト開存性は不良
HealthDay News 11月4日
人工心肺バイパス補助を受けない(オフポンプ)冠動脈バイパスグラフト術(CABG)と比較して、人工心肺バイパス補助を受ける(オンポンプ)CABGでは、1年後の調査結果が優れているとの研究結果が、「New England Journal of Medicine」11月5日号に掲載された。
米ノースポート退役軍人メディカルセンター(ニューヨーク州)のA. Laurie Shroyer氏らは、被験者2,203人を無作為(ランダム)化し、オンポンプCABGを受ける群またはオフポンプCABGを受ける群のいずれかに割り付けた。死亡、心停止および脳卒中などの合併症、機械的補助の必要性、再手術の必要性、腎不全を含めた複合評価項目を本試験の短期(30日間)一次エンドポイント(主要評価項目)とした。死亡、反復血管再建、非致命的心臓発作を長期(1年間)一次エンドポイントとした。血管再建の完全性、開存性、神経心理学的状態、主な利用リソース(資源)などを二次(副次)的転帰とした。
その結果、短期複合転帰に関してオンポンプ群とオフポンプ群との間に有意差はみられなかったが、1年後の複合転帰に関しては、オンポンプ群(7.4%)と比較してオフポンプ群(9.9%)の割合が大きかった。また、グラフト数が予定より少なかった患者の割合は、オフポンプ群の方が大きかった(11.1% vs. 17.8%)。全体的なグラフト開存性は、オフポンプ群の方が低かった(87.8% vs. 82.6%)。
著者らは「1年間の追跡調査により、オンポンプ群の患者と比較した場合、オフポンプ群の患者では、複合転帰およびグラフト開存性が不良であった。神経心理学的転帰やリソースの使用に関して、両群間に有意差は認められなかった」と述べている。
Abstract
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心疾患の一次予防を目的としたアスピリンの日常的使用に利益なし
HealthDay News 11月4日
心血管疾患の一次予防を目的としてアスピリンを使用する場合、潜在的利益と不利益のバランスは非常に繊細であるので、心血管疾患のリスクを有する者でもその病歴がない患者に対してアスピリンの日常的使用は推奨しないとの研究結果が、「Drug and Therapeutics Bulletin」11月号に掲載された。
本論文では、心血管疾患危険因子(リスクファクター)を有する一部の患者(特に50歳以上の2型糖尿病患者)に対し、アスピリンの日常的使用に関する現勧告を複数の情報源から詳述している。また、本論文では、アスピリンの一次予防効果に関するエビデンス(科学的根拠)をレビューしている。
心血管疾患の二次予防としてのアスピリン使用は十分に確立しているが、現在までに得られているエビデンスから一次予防としてのアスピリン使用は支持されず、心血管系の利益と消化管出血リスクのバランスは、以前考えられていたよりも繊細であると本論文は結論している。
筆者らは「一次予防を目的として、低用量アスピリン使用を日常的に開始すべきではない。一次予防を目的として低用量アスピリンを既に服用している患者に関しては、入手可能なエビデンスに照らして、治療を継続するか否かを患者および医療専門家が決定すべきである。これには、一次予防を目的として市販(OTC)のアスピリンを購入する患者も含まれる」と述べている。
Abstract
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