Vol.114 (2011.1.25)
- 第75回学術集会プレレジストレーション締切迫る!
- 新型インフルエンザ心筋炎の全国臨床調査研究への参加依頼
- 【医総会】事前登録締切迫る!―医総会2011ニュースvol.3
- World Circulation News PLUS
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第75回学術集会のプレレジストレーションが2月18日(金)締切となります。お早目の登録をお願いします。

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◆JCS2011〜第75回日本循環器学会総会・学術集会 公式ホームページはこちら◆
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第75回学術集会プレレジストレーション締切迫る!
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第75回学術集会のプレレジストレーションが2月18日(金)締切となります。
※当日登録より5,000円の割引になります。
(当日参加登録費 20,000円 → 事前参加登録費 15,000円)
※ランチョン・ファイアサイドセミナー(無料)、教育セッション(2,000円)も事前参加登録と同時に申込可能です。
プレレジストレーションはこちらから、ご登録をお願いします。
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新型インフルエンザ心筋炎の全国臨床調査研究への参加依頼
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新型インフルエンザの猛威を受けて、インフルエンザ心筋炎の前向きの観察臨床研究として「新型インフルエンザ心筋炎の全国臨床調査研究」を学会主導で行います。
会員の皆様への本研究への参加協力をお願いします。
詳細はこちらをご覧ください。
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【医総会】事前登録締切迫る!―医総会2011ニュースvol.3
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【1】事前登録締切が迫っています! 2011年1月31日(月)まで
・当日登録料に比べ5,000円お得!
・取得可能単位多数!
総会参加で各種分科会単位および
日本医師会生涯教育単位・認定産業医研修単位取得が可能
取得可能単位一覧はこちら ⇒http://www.isoukai2011.jp/registration/reg_tani.php
・団体登録の利用で、11名登録すると1名無料に!
・Web登録で総会オリジナルグッズプレゼント!
●詳しくは ⇒http://www.isoukai2011.jp/registration/reg_outline.php
【2】ノーベル化学賞受賞 鈴木章先生(北海道大学名誉教授)講演決定!
昨年ノーベル化学賞を受賞された、鈴木章先生(北海道大学名誉教授)をお招きし、
研究に取り組む姿勢や志についてこれからの医学・医療の未来に広がる
ご講演(閉会講演)をいただきます。
2011年4月10日(日)午後 東京国際フォーラム
また、学術講演の全プログラムをホームページにて公開いたしました。
http://www.isoukai2011.jp/program/programoutline.php
【3】マイレージ2倍特典のご案内
医総会参加者限定、航空券手配時のマイレージ2倍獲得キャンペーンを開始しました。
●詳しくは ⇒ http://www.isoukai2011.jp/stay_visit/stay_visit.php
博覧会(一般向け展示会・イベント)
ホームページをリニューアルしました!
詳しくは ⇒http://ex2011.net/pc/
会期・会場
学術講演:2011年4月8日(金)〜10日(日)
東京国際フォーラムほか
学術展示:2011年4月7日(木)〜10日(日)
東京国際展示場(東京ビッグサイト)
博覧会:2011年4月2日(土)〜10日(日)
東京国際展示場(東京ビッグサイト)、丸の内エリア
医学教育史展:2011年2月11日(金・祝)〜4月10日(日)
国立科学博物館
■参加登録に関するお問い合わせ先
第28回日本医学会総会 事前参加登録デスク
TEL:03-3310-2391 (受付時間:平日10時より17時まで)
FAX:03-3310-2392
E-mail:reg@isoukai2011.jp
■事務局
第28回日本医学会総会事務局
〒113-8655 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学医学部附属病院内
Tel:03-5800-9060 Fax:03-5800-9842
E-mail:meeting@isoukai2011.jp
URL:http://www.isoukai2011.jp/
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World Circulation News PLUS(Health Day News 提供) |
海外の循環器系ニュースの短報(和訳)をお届けします。(利用規約)
入院中に腎機能が悪化した心不全患者では長期有害事象リスクが増大
HealthDay News 1月10日
腎機能が悪化した(WRF)心不全入院患者では、初回退院までに腎機能が回復しない場合は、特に長期死亡リスクおよび再入院リスクが増加するとの研究論文が、「The American Journal of Cardiology」1月号に掲載された。
米ヘンリーフォード病院(デトロイト)のDavid E. Lanfear氏らは、退院時に心不全と診断され、入院中のクレアチニン値により腎機能が評価された患者2,465人について検討した。入院時と比較して、入院中のいずれかの日に測定したクレアチニン値が0.3 mg/dL以上増加している場合をWRFとして定義。 退院時にもWRFが認められる場合を持続的WRF、退院時にはWRFが改善している場合を一過性 WRFと定義した。
結果は36%の患者にWRFがみられ、調整モデルでは、WRFに関連して再入院率または退院後死亡率が有意に高くなった(ハザード比[HR]、1.12)。WRFが認められた患者のうち、60%の患者には退院時に持続的WRFがみられ、40%の患者では退院時までに腎機能が回復した。持続的WRFは退院後イベント発現率の増加と有意に関連していたが(HR、1.14)、一過性WRFの場合は非有意的なリスク増大傾向がみられるに過ぎなかった。
著者らは、「心不全で入院した患者においては、腎機能の悪化(WRF)は退院後の長期アウトカム(転帰)の悪化に関する有意な独立した予測因子であり、とりわけ退院時に腎機能が持続的に悪化していた群 (持続的WRF群) では長期死亡リスクおよび再入院リスクがより増加することを示したものである」と述べている。
本研究は、メルク社から助成金の支援を受けた。
Abstract
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侵襲的治療戦略により高齢MI患者の死亡率が低下
HealthDay News 1月6日
心原性ショックを合併する高齢の急性心筋梗塞(AMI)患者に対し、侵襲的治療戦略として冠動脈造影(CAG)後にインターベンション(PCI)などを実施すると、院内死亡率および6カ月死亡率が低下するとの研究論文が、「The American Journal of Cardiology」1月号に掲載された。
ポーランド、シレジアSilesia医科大学(ザブジェZabrze)のMariusz Gasior氏らは、Polish Registry of Acute Coronary Syndromes(ポーランド急性冠症候群レジストリー)における多施設データベースを検討した。
2003年10月から2007年5月までに治療を受けたAMI患者97,531人の内入院時に心原性ショックが認められたのは5,390人であった。この内75歳以上の患者は1,976人で、509人が侵襲的処置(CAG後PCI; 92%, CABG; 1%, IABP; 17%)を受けており、1,467人が非侵襲的処置を受けていた。院内死亡率は、侵襲的処置群では55.4%、非侵襲的処置群では69.9%であった。6カ月後の死亡率は、侵襲的処置患者では65.8%、非侵襲的処置患者では80.5%であった。侵襲的治療戦略のベネフィット(便益)を確認するため、著者らは、プロペンシティスコア分析(propensity score analysis)を用いて臨床データおよび人口統計学的データをマッチさせた後、各群499人の患者を分析し、心原性ショックに陥った75歳以上の患者におけるPCIなどの侵襲的処置の治療効果は早期および慢性期の予後を改善することが示された。
著者らは、「75歳以上の心原性ショック症例に対し、早期にCAGを施行しPCIなどの侵襲的治療を行った場合、有意な死亡率低下は6カ月間持続しており、このことは早期の生存ベネフィットが、終局的な死亡を延長させるのではなく、むしろ長期的な生存を確立することを示唆するものである」と述べている。
Abstract
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CABG施行前のticagrelor投与により総死亡率および心血管死亡率が低減
HealthDay News 12月30日
急性冠症候群(ACS)患者に対してticagrelorまたはクロピドグレルを比較投与し、冠動脈バイパス(CABG)術を施行すると、ticagrelor投与群ではクロピドグレル投与群に比し、過剰なCABG関連出血リスクを伴うことなく総死亡率(全死因死亡率)および心血管死亡率が実質的に低下することが、PLATO試験のサブ解析論文として「Journal of the American College of Cardiology」オンライン版12月29日号に掲載された。
スウェーデン、ウプサラ大学のClaes Held氏らは、PLATO (Platelet Inhibition and Patient Outcomes)試験において、クロピドグレル投与群またはticagrelor投与群へのランダム(無作為)割り付け後にCABGを施行した患者を対象としたサブグループのアウトカム(転帰)評価を行った。
その結果、CABG前7日間以内に薬剤投与を受けた患者1,261人において、12カ月時の主要複合評価項目(心血管死、心筋梗塞、脳卒中)の相対的低減(クロピドグレル群13.1% vs. ticagrelor群10.6%、P=0.29)は、全体研究(parent study)の結果と一致した。総死亡率は、クロピドグレル群9.7%に対し、ticagrelor群4.7% (P<0.01※論文中Table 4ではP<0.001)、心血管死は7.9 % に対し、4.1%(P<0.01)、非心血管死は2.0%に対し0.7%(P=0.07)とそれぞれticagrelor群で相対的低減が認められた。CABGに関連する大出血に関しては、投与群間差はみられなかった。
Editorialでは「ticagrelor投与後にCABGを受けた患者では、クロピドグレル投与群に比し、大幅に死亡率が低減する機序を解明すれば、急性冠症候群患者に対する抗血小板療法の役割に関して理解が進むであろう」と述べている。
PLATO試験は、アストラゼネカ社による資金援助を受けた。著者数人は、アストラゼネカ社ならびに他の製薬会社および/または医療機器会社との財務関係を開示している。
Abstract
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発行:(社)日本循環器学会 http://www.j-circ.or.jp/
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