はいこうけつあつしょう
肺高血圧症

2. どうして肺高血圧症になる?

肺高血圧症はいろいろな病気に伴って起こってくることが知られています。2013年にフランスで行われたWHOのシンポジウムでは、肺高血圧症を以下に示す5つのタイプに分類しました。

1群 肺動脈性 肺の細い動脈そのものが狭くなっておこるもの。
原因となる病気がない特発性、遺伝子の異常がある遺伝性、膠原病に伴うもの、生まれつきの心奇形に伴うもの、などが含まれます。
我が国では難病に指定されています。
肺動脈性についてより詳しく知りたければここをクリック(公益財団法人 難病医学研究財団/難病情報センターのページに移動します。)

2群 左心性心疾患に伴うもの 体に血を送る左心室の異常に伴うもの。

3群 肺疾患および/または低酸素血症に伴うもの。

4群 慢性血栓塞栓性 肺の動脈に血の塊が詰まっておこるもの。
我が国では難病に指定されています。
慢性血栓塞栓性についてより詳しく知りたければここをクリック(公益財団法人 難病医学研究財団/難病情報センターのページに移動します。)

5群 1〜4群に当てはまらないもの。

しかし、いずれの群に属する肺高血圧症も、その原因は完全には解っていません。