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 BPA指導施設・実施施設、ならびに実施医・指導医について

 

 

   バルーン肺動脈形成術(BPA)は、肺動脈内膜摘除術(PEA)の適応外の
  慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)に対する画期的な治療法として開発され、

  2014年にはその適応と実施法に関するステートメントが日本循環器学会より公表されました。

  ステートメントで提唱された、BPA手技の専門性を高め安全で確実な治療を提供するために、

  2015年に日本胸部外科学会、日本呼吸器学会、日本心血管インターベンション治療学会、日本循環器学会の4学会合同で
  BPA指導施設基準と実施医・指導医に関する基準を作成し、BPA治療の発展に努めてまいりました。

  BPAの有効性、安全性ともにエビデンスが蓄積され、海外でも広く行われる治療法となってきております。
  このたび、BPAを含めたCTEPH治療をさらに発展させ、世界をリードできる治療体制・研究体制を構築することを目的に、
  BPA指導施設・実施施設の施設基準、ならびに指導医・実施医の認定基準の改訂を行いました。

  この改訂は、CTEPHが急性疾患ではないこと、年間の発症数が全国で300症例程度にとどまる希少疾患であることを考慮し、
  肺高血圧の専門施設で習熟した術者が施行することにより、CTEPH患者さんにより安全で確実な治療法を提供することを

  第一義に考えて作成しております。


                                                             2024年10月
                           一般社団法人日本循環器学会 
                                学術委員会委員長
                                BPAワーキンググループ委員長