施設について

日本循環器学会では、循環器専門医を目指す医師が、循環器診療の臨床経験を得るために相応しい条件を備えた医療機関(病院などの施設)を日本循環器学会認定循環器専門医研修施設(以下、研修施設)および日本循環器学会認定循環器専門医研修関連施設(以下、研修関連施設)として指定しています。これらの医療機関には、循環器科の研修ができる十分な設備と経験を持った循環器専門医が常勤しており、研修指導を学会が依頼しています。
指定審査は毎年1回、旧制度・新制度において認定審査を行っています。
旧制度は従来の学会認定、新制度は新専門医精度に対応した認定です。

旧制度

  • 研修施設

    • 1. 循環器系病床として常時30床以上を有すること。
    • 2. 循環器専門医 2 名以上が常勤し、指導体制が充分であること。
    • 3. 研修カリキュラムに基づく研修が可能な指導体制・設備が整っていること。
    • 4. 循環器診療の実態調査(JROAD)に協力すること。
  • 研修関連施設

    • 1. 日本循環器学会が指定した研修施設と連係をもつこと。
    • 2. 循環器系病床として常時15床以上を有すること。
    • 3. 循環器専門医1名以上が常勤すること。
    • 4. 指定研修施設と相談のうえ、研修カリキュラムの一部を受けもつこと。
      また、自施設でも基本的な研修が可能な設備が整っていること。
    • 5. 循環器診療の実態調査(JROAD)に協力すること。
研修カリキュラム [ pdf ]

新制度

  • 研修施設

    • 1. カリキュラムを達成できるのに十分な症例を経験できること。
    • 2. 循環器専門医 2 名以上(1名は指導医)が常勤し、指導体制が充分であること。
    • 3. 研修カリキュラムを施行・修了可能な指導体制・設備が整っていること。
    • 4. 指導方法、臨床研修指導医ワークショップの機会を提供できること。
    • 5. メンタルヘルスに関する相談窓口を設置すること。
    • 6. 専門医研修管理委員会を設置すること。
    • 7. 循環器診療の実態調査(JROAD)に協力すること。
  • 研修関連施設

    • 1. 循環器専門医1名以上が常勤すること。
    • 2. 日本循環器学会が認定した研修施設と連係を有すること。
    • 3. 指定研修施設と相談のうえ、研修カリキュラムの一部を受けもつこと。
    • 4. 研修施設と連係したメンタルヘルスに関する相談窓口を設置すること。
    • 5. 連係する研修施設が管理する専門医研修管理委員会に属すること。
    • 6. 循環器診療の実態調査(JROAD)に協力すること。
研修カリキュラム [ pdf ]