
2025年5月12日(月): 【国民の皆様向けメッセージ掲載】
お知らせ
「令和5年救急業務のあり方に関する検討会報告書」 の公開について
日本循環器学会会員の皆様方へ
日本循環器学会集中救急医療部会と日本臨床救急医学会の合同委員会では、12誘導心電図の救急業務における活用について、令和4年度より検討を重ねて参りました。(日本循環器学会単体では令和元年より)
今般、総務省消防庁より発出された「令和5年救急業務のあり方に関する検討会報告書」におきまして、合同委員会にて提案の「救急隊が行う12誘導心電図の測定プロトコール」に関して、以下の通り言及がありました。
① 救急隊員が傷病者に対して適時適切な活動を行うための医学的観点を踏まえた技術的変更であり、地域の実情に応じてプロトコール改定等を検討されたい。
② 救急業務への導入は、救急隊が 12誘導心電図の測定に要する時間と救急現場から搬送先医療機関までの距離・搬送所要時間、地域における心臓病治療・受入れ体制の整備状況、12誘導心電計及び伝送装置の導入に係るコスト等とのバランスを勘案して検討すべきである。
今後も合同委員会では病院前処置の医学的重要性に鑑み、厚生労働省及び総務省消防庁との連携をさらに強化し、傷病に遭われたご本人、ご親族、医療従事者のご負担を如何に軽減できるかにフォーカスした活動を、精力的に推進して参りたいと考えております。
引き続き会員の皆様方のご理解・ご支援を賜りたく宜しくお願い致します。
「令和5年救急業務のあり方に関する検討会報告書 p.125〜」
https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/items/post-134/03/houkoku.pdf