
2025年5月12日(月): 【国民の皆様向けメッセージ掲載】
お知らせ
【募集終了】「冠動脈CTレポートの標準化・構造化に関するSEAMAT策定」に対するパブリックコメント募集のお知らせ
一般社団法人 日本循環器学会
会員 各位
日本循環器学会は、循環器関連検査データの利活用を促進するため、日本循環器学会標準データ形式SEAMAT (Standard Export datA format; https://www.j-circ.or.jp/itdata/jcs_standard.htm)を策定・公開し、検査機器ベンダーでの採用を促進しています。
日本における冠動脈CTレポートの標準化・構造化は進んでおらず、臨床研究におけるデータの利活用も進んでいません。米国Society of Cardiovascular Computed Tomography (SCCT; https://scct.org)によるCAD-RADS標準(文献1)が公表されましたが、日本における冠動脈CTレポートの標準化に関するコンセンサスはありませんでした。
2023年より、日本医学放射線学会・日本循環器学会は合同でワーキンググループを設立し、冠動脈CTレポートで標準化・構造化すべきレポート項目について、CAD-RADS2.0の日本への適用可能性も含めて(文献1,2)、対面・オンラインで議論を重ね、標準レポート案を策定いたしました。
項目はSEAMATデータ定義として標準化し、広く公開いたします。
臨床研究における二次利用を主眼としていますが、会員ならびに関係者の皆様より広くご意見(パブリックコメント)を募集いたします。
つきましては、日本循環器学会事務局(itdatabase@j-circ.or.jp)宛、2024年5月10日(金)までに、ご意見をお寄せくださいますようお願い申し上げます。
【参考文献】
1.Cury, R. C. (2022). CAD-RADSTM 2.0 – 2022 Coronary Artery Disease- Reporting and Data System.
Journal of Cardiovascular Computed Tomography, 16(6), 536–557.
https://doi.org/10.1016/j.jcct.2022.07.002
米国the Society of Cardiovascular Computed Tomography (SCCT), the American College of Cardiology (ACC), the American College of Radiology (ACR), and the North America Society of Cardiovascular Imaging (NASCI)による、冠動脈CTレポートに関するコンセンサスドキュメント
2.Yoshida, K., & Kido, T. (2024). Coronary computed tomography angiography for clinical practice. In Japanese Journal of Radiology. Springer.
https://doi.org/10.1007/s11604-024-01543-1
日本医学放射線学会・日本循環器学会 合同ワーキンググループ委員、城戸輝仁教授(愛媛大学放射線医学)によるCAD-RADS 2.0の解説を含む冠動脈CTの総説
【提出要領】
■受付期日:2024年5月10日(金)まで
■提出先 :日本循環器学会事務局
■提出方法:
・ご意見およびお名前をご記入の上,日本循環器学会事務局(itdatabase@j-circ.or.jp)にお送りください。
・自由形式です。
・Word、Excelなどの電子ファイルにてご提出ください。